みのりたです。
消費生活アドバイザーという資格に興味をお持ちの方、はたまた現在進行形で試験勉強をされている方の中には、勉強の仕方やコツなどで不安があったり、悩んでいらっしゃる方がいるかも知れません。みのりたも資格試験の勉強をしていた時は、なかなかモチベーションが上がらなかったり、平日は仕事で勉強時間が確保できなかったりと、最初は大分出遅れたな…という気がしていました。
ですが、大丈夫。消費生活アドバイザー試験は、1次試験・2次試験とそれぞれの対策を適した時期に効果的に行っていけば、合格への道はそんなに険しいものではありません。
今回は、消費生活アドバイザー試験対策として、勉強時間の目安や勉強方法のコツについて、みのりたが当時教わったことや自分なりに掴んだことをお伝えしたいと思います。特に直前までなかなかやる気が出ないという「試験一夜漬け」タイプの方は参考にしてみて下さい(もちろん、この試験は一夜漬けで受かるほど甘くないですよ!)。
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目次
消費生活アドバイザー試験 学習の基本
こちらの記事でもご紹介しましたが、消費生活アドバイザーの資格取得のための学習は、通信講座のテキストを勉強するのが基本です。
この通信講座は産業能率大学「プロカレッジ」からか、楽天市場からでも購入可能です。楽天ポイントがつくので、個人的にはお買い物マラソンや楽天スーパーセールの時に買うのがおすすめです。できれば小論文の添削が付いている「総合コース」を受講したい所ですが、お財布と相談してご自身に適した方を選択してください。
小論文が付いた総合コースはこちら↓↓↓
(一財)日本産業協会主催 消費生活アドバイザー通信講座総合
小論文は不要という方用の基礎コースはこちら↓↓↓
(一財)日本産業協会主催 消費生活アドバイザー通信講座基礎
一方、この通信講座さえ受けておけばそれでOKかというと、そうでもありません。毎年消費生活アドバイザー試験では、2~3割が通信講座テキストには載っていないレベルの問題や、時事問題など最新のニュースなどに基づいた問題が出題されるからです。そういった問題にも対応できるよう、日頃からニュース(特に消費者問題や経済関係)には目を通しておくこと、そして頼りになる参考書を用意しておきましょう。
試験対策におすすめのテキスト類や参考書はこちらの記事でご紹介しています↓↓↓
【消費生活アドバイザー】過去問題集の入手方法は?参考書おすすめも!
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試験対策の流れ
大まかには、以下のような流れで学習を進めていきましょう。各STEPの勉強のコツについては、後ほど詳しく解説します。
STEP1 テキストの通信教育リポート問題を解く
- まずはリポート作成しながら科目全体を学習
- やりやすい科目(自分が得意そうな科目)から取り組む
STEP2 テキスト1科目分を一通り読んで大事な所を覚えたり、分からない所を調べる
- 完璧に覚えるより「やり終えた」という達成感を重視する
- 2次試験を意識して、小論文を書けそうな科目か目処を付ける
STEP3 全科目を学習する
- 1ヶ月半~2ヶ月程度で通信教育リポートは全て提出したい(小論文を除く)
- 最終的に各科目4回位テキストを読めば概ねOK
STEP4 問題数をこなして得点力を鍛える※
- 過去問題集を活用し、何度も繰り返し問題を解く
- 過去問以外でも、なるべく多くの問題に触れ何度も解く
STEP5 時事問題に注目する※
※STEP4と5は大体同時期に重なります
- 夏には試験問題が作られるので、6月~7月の時事問題が特に旬
- 法律が変わりそうなニュースに特に注目する
STEP6 2次試験対策で小論文の練習をする
- 夏頃(1次試験が終わる前)からぼちぼち始める
- 最終的に数十本は練習(小論文を作成)したい
こんな感じで、1次試験・2次試験の勉強は途中から同時進行で進めていきましょう。みのりたはこの辺少し油断していて、小論文の練習を1次試験後に始めたのですが、思った以上にまとまった文章が書けず苦労しました。実は本番でも、小論文は1本明らかに失敗してしまい、面接前に「落ちたな…」と凹んだものです。
私のようにならないよう、小論文はなるべく早めに、文章の書き方や自分の意見のまとめ方を訓練しておきましょう。
勉強時間の目安
みのりたが当時教わった先輩講師の方は、晴れて消費生活アドバイザーに合格するまで500~600時間は勉強が必要だと仰っていました。4月頭に勉強を始めたとして、11月下旬の2次試験が終わるまで7か月半=230日程度ですから、毎日2時間以上は勉強しなければならない計算になります。
お仕事柄、試験科目の内容を実務で使っていらっしゃる方はこの限りでないと思いますが、一から勉強を始めようという方は、かなり腰を据えて取り組む必要があります。みのりたが果たして500時間以上も勉強したかと言うと、甚だ疑問ではありますが、しかし試験が近付くにつれて休日も1日中勉強に充てていた記憶はあります。
ただ、みのりたは元々経済に非常に興味があり、学生の頃から株取引など自分でやっていたので、経済一般の知識はすでに一通り持っていました。そういうアドバンテージがあったので、勉強時間が比較的短くてもギリギリ合格できたのかも知れません。
勉強方法のポイント・コツ
効果的に学習するためには、いくつかポイントやコツがあります。それを先ほどのSTEP毎に解説します。
STEP1~3 通信講座テキストの学習
テキスト学習の間は、まず基礎力を身に付ける期間です。問題演習に関してはリポート作成程度にして、知識を増やすことに集中しましょう。
まっさらなノートを用意して、自分の手を動かして大事な所を書き出したり、調べたことを追記したりした方が、より確実に覚えられると思います。
STEP4 問題数をこなして得点力を鍛える
ここはやはり過去問を入手し、繰り返し解きたい所です。私は消費生活アドバイザー試験に限らず、試験勉強というのは基本的に、出題傾向に慣れることが大事だと思っているので、是非積極的に過去問を解いていきましょう。
しかもこのステップに入る頃には、どんどん暗記をしていきたい時期に入っているはずです。その昔、学生時代には暗記カードを使って英単語を覚えるということをやった方も、年齢と共に暗記力は確実に衰えていると思われます。
そこでお勧めしたいのは、1行程度の問題を集めて、自分なりの暗記用問題集を作っておくことです。ここで大切なのは、「繰り返しすぐに解ける1問1答の問題集にする」ことです。
会社員の傍ら試験勉強をされる方にとっては、勉強時間の確保も大きな課題だと思います。通勤で電車に乗っている時間など、すき間時間にパッと解ける問題集があれば、問題にも慣れられるし、効率的に大事なことが覚えられます。
みのりたはパソコンで問題と解説を入力しまくった簡易的な物をプリントアウトし、平日はもちろん、休日出掛ける時も必ず持ち歩いていました。これのお陰で、自分が苦手な科目や問題もわかり、対策も立てやすくなったなと感じています。
STEP5 時事問題に注目する
資格の勉強をしていると、その内容に関連するニュースに敏感になれるメリットがあります。みのりたも経済の仕組みについて一通り学べたのは、株取引を始めたことがきっかけでしたし、自分が学んでいる内容というのは、自然とアンテナが張り巡らされていくんですよね。
1次試験と2次試験の小論文対策としては、先ほども述べたように6月~7月頃の時事問題が最もアツいのですが、時事問題は2次試験の面接対策でも必要になります。「最近最も気になったニュースは何ですか?」というような質問が来ますので、試験直前までよくアンテナを張っておきたい所です。
ちなみにみのりたが受験した年は、「アベノミクス」や「少子高齢化」、「相続税の改定」に「エネルギー政策関連」なんかが丁度タイムリーな話題でした。
なお配信回数は月1~2回程度(配信がない月もあり)です。
詳細は産能大のこちらのページからご確認ください↓↓↓
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STEP6 2次試験対策で小論文の練習をする
小論文も量をこなすことが大切です。過去問を中心に、できればすべての科目で一通り作成し、自分が書きやすい科目を掴んでおきます。
しかしいくら自分だけで沢山作成してみても、それが質の高い論文なのか、全然点数の取れない論文なのか、判断することは難しいでしょう。ですから、例え通信講座を受講していない方でも、小論文だけは何かしらの講座や添削を受ける場を設けましょう。
「学習の基本」で触れた、産業能率大学の「消費生活アドバイザー小論文集中講座」を受けたるか、毎年7,8月に開催される短期講座の「論文・面接対策講座」を受けるのも手です。
最悪、身の回りの人に読んでもらい、「理解できるか、素直に納得できるか」を答えてもらうだけでもいいので、ここはなるべく人の手を借りることがコツになります。
まとめ
消費生活アドバイザー試験対策として、勉強時間の目安や勉強方法のコツについて、みのりたが知る限りでお伝えできる内容を解説しました。
勉強時間500時間以上という長さから、そう簡単に合格できる試験ではないことはご理解頂けたのではないかと思いますが、今回お伝えした学習の進め方に沿って、まずは通信講座のテキスト範囲を確実に網羅すること、次に過去問題で問題に慣れること、そして時事問題へのアンテナを張り巡らしておくこと。この3点をキチンと守って勉強を進めていけば、まずは1次試験を突破することができると思います!
油断をしてはならないけども、不安になり過ぎる必要もありません。まずはご自身が得意だなと思われる科目から、地道に始めていきましょう!
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