みのりたです。
消費生活アドバイザー資格をお持ちの方が必ず把握しておきたいものが2つあります。
それが消費生活アドバイザー有資格者サイトと更新講座です。試験に受かったばかりの方には馴染みがないと思いますが、今後資格を持ち続けるために大切なものですので、本記事を今後のアドバイザーライフの参考にしてみてください。
また現役の資格ホルダーの方向けに、もし更新が間に合わなかったらどうなるのか?なども実体験を交えてご紹介しますので、更新要件を満たしてなくてドキドキしているという方は記事後半を参考になさって下さい。
目次
消費生活アドバイザー有資格者サイトとは
その名の通り、消費生活アドバイザーに合格し登録番号を付与された方のみが入ることができるサイトです。主に以下3つのことができます。
- アドバイザーとして登録している情報の確認と更新
- アドバイザー資格の更新に必要となる更新講座の申し込み
- アドバイザー資格の更新手続き
1. 登録情報の確認と更新
ここで確認・更新できる情報をもう少し具体的にご紹介します。★マークがついている項目は必須入力項目です。
氏名★
特に女性の方で、資格取得後に結婚/離婚された場合など、氏名から変更になる方もいらっしゃると思います。
消費生活アドバイザーの有資格者サイトでは、氏名もWEB上で簡単に変更できますので、苗字が変わった際などはこちらでサクッと変更しましょう。フリガナもお忘れなく。
メールアドレス★
サイト登録時にメールアドレスが必要になりますが、そのアドレスも変更可能です。
生年月日
生年月日だけは後から変更することができません。確認のみ可能となっています。そりゃそうですよね、これが変わったら別人ですと言っているようなものです。
パスワード
サイトのパスワードももちろん変更可能です。1回入力したら、確認のためもう1回入力する必要があります。
住所(郵便番号から建物名称まで)★
最新の住所を正しく登録しておかないと、更新講座や更新手続きに関することなど重要な書類が手元に届かなくなってしまいます。もし引っ越しをされた場合は、なるべく早めに変更しておきましょう。一軒家の方は建物名称は特に要りません。
電話番号(自宅・携帯)
自宅の固定電話が無い方は携帯電話番号のみの登録でOKです。協会から電話がかかってくることはまずありません。
所属の有無
会社や団体に属しているかどうかの確認項目です。会社員・団体職員の方などは「有」、現在は専業主婦などで特に所属している先がない場合は「無」を選択します。
業種
会社員など所属がある方は、勤務先の業種を選択しましょう。
勤務先情報(会社名・所属・電話番号)
勤務先の社名や所属部署、ご自身に連絡ができる電話番号を記入します。出向・派遣社員の方は、勤務先の欄に出向・派遣元の情報を、所属部署の欄に出向・派遣先の情報をそれぞれ入力しましょう。
個人情報開示の可否
基本的には登録した方の情報が外部に公開されることはありませんが、国や地方公共団体、企業等の採用にかかる情報照会に対しては、アドバイザーの個人情報が開示されることがあるそうです。
その情報照時に個人情報を開示することを許可するかしないかの選択です。
2. 更新講座の申し込み
更新講座については次項で詳しく解説します。
3. 資格の更新手続き
普段は選択することができませんが、毎年更新手続きの時期になると、対象者のマイページ上だけに専用のボタンが表示されます。
こちらも詳しくは後述します。
消費生活アドバイザー更新講座(研修)とは
消費生活アドバイザー資格の有効期間
消費生活アドバイザー資格は、1度取得したらそれで終わりではありません。5年に1度、必要要件を満たした上で定期的な更新が必要なります。もしも更新をしないと消費生活アドバイザー資格は失効され、そのままだと再度資格を取得し直さなければならなくなります。
なお具体的な資格有効期限は、試験に合格した年度の4月1日~5年後の3月31日までです。
消費生活アドバイザー資格の更新に必要な要件
資格更新のためには、日本産業協会が主催する更新研修を5年以内に4単位以上受講する必要があります。この更新講座は実地で行われる集合講座とWEB上で受講できるeラーニング講座の2種類あり、どちらを受けても構いません。
具体的な講座の内容や日程などは、毎年日本産業協会から登録住所に送られてくる「消費生活アドバイザー 更新研修のお知らせ」という冊子に記載されています。その中からご自身が興味のある講座を自由に選んで有資格者サイト上で申しむと、後日受講案内(受講講座名、期間、方法など)が送られて来ます。
消費生活アドバイザー更新手続きの流れ
消費生活アドバイザー資格の必要要件を満たしている場合、有資格者サイト上で更新手続きが可能です。
更新手続き期間
年末年始があることを考えると、実質1ヶ月ほどしか期間がありません。対象となる方は忘れずに手続きを行いましょう!
2019年12月1日 ~ 2020年1月15日
更新にかかる費用
更新は有料となっていて、以下の金額が更新の度にかかります。なかなかの出費になりますので覚悟しておきましょう。
資格更新料:11,000円(税込)
申込みシステム利用料:110円(税込)
合計:11,110円(税込)
更新手続き方法
更新要件を満たした対象者の方のみ、有資格者サイト内に12月1日以降「更新手続」ボタンが表示されます。そのボタンを押して手続きを進めましょう。
ここでは登録番号、メールアドレス、生年月日の3点は変更できません。残りの情報で変更したい項目があれば、ちゃちゃっと変更しちゃいましょう。完了したら画面下の「入力内容を確認する」をクリックします。
再度確認画面が表示されるので、間違いがなければ「顔写真の登録に進む」をクリックします。
できれば予め使う写真をスマホのカメラで撮影しておき「写真アップロード」をクリックすれば、サイト上に顔写真がアップロードされます。
- 証明写真(縦横比5:4)
- 正面、上半身脱帽、無背景
- ファイルはjpgのみ選択可能
その後、横の「写真編集」ボタンを押して写真を調整してから、画面下の『「写真編集の注意事項」を確認し、「写真編集」を行いました。』にチェックを入れて「顔写真を登録して決済する」をクリックします。
写真の撮り方に関する注意事項などは有資格者サイトの更新手続きマニュアルに詳しく記載されていますので、不明点があればそちらもご確認ください。
選べるのはクレジット決済かコンビニ支払いですので、ご希望の方法を選択して「お支払いへ」をクリックします。
■クレジットカード支払いの場合
次の画面でカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力して「内容確認」をクリックし、決済内容を確認後に「購入確定」をクリックすればOKです。
■コンビニエンスストア支払いの場合
次の画面で氏名と電話番号を入力し、支払うコンビニを選択した上で「内容確認」をクリックします。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
手続きが正常に完了すると、マイページトップの「注意」に「2019年度の更新手続が完了しました」の文言が表示される他、登録メールアドレスに「更新手続き完了のご連絡」のメールが配信されます。
※コンビニ支払いの場合、入金が受付されて初めて手続きが完了します。
消費生活アドバイザーの更新が間に合わなかったら
更新手続きをうっかり忘れて更新期間が過ぎてしまった…そんな時どうしたら良いのか不安になりますよね。
実はみのりた自身、1回目の更新手続きを忘れていて、1年間資格が停止していたことがあります。
結論から言うと、更新手続きを忘れてもすぐに資格がなくなってしまうわけではありません。更新講座4単位以上が認定されていれば、翌年の更新時期に「対象者」として問題なく更新手続きを行うことができますので、ご安心下さい。
※更新講座の単位数が不足している方は、要件を満たすまで追加で更新講座を受講すればOKです。
ただし更新手続きが完了するまでは資格が一時的に停止されている状態ですので、消費生活アドバイザーとして正規の活動を行うことが難しくなります。
まぁ正直、日常的にアドバイザーとしての業務を行っている訳でもなければ、具体的に困ることはないんですが…
もしも更新を忘れて困っている方がいらっしゃいましたら、12月の更新時期を待って有資格者サイトにログインしてみて下さい。
まとめ
消費生活アドバイザーの有資格者の方向けに、有資格者サイトとは何か(できることは?)、更新講座とは何か、そして具体的に更新の手続き方法はどうやるのかについて、ご紹介しました。
有資格者サイトでできることは以下3つです。
- 更新講座のe-ラーニング申し込み
- 住所など資格者情報の変更
- 消費生活アドバイザー資格の更新手続き
登録とログインにはメールアドレスと8桁の消費生活アドバイザー登録番号が必要になりますので、あらかじめ手元に用意しておきましょう。
なお更新が間に合わなくても、すぐに資格が失効して再度試験を受け直さねばならない!ということにはなりませんので、もし更新手続きを忘れてしまっていても慌てず、次年度の更新まで待ちましょう。