みのりたです。
新型コロナウィルスが猛威を振るう中、厚生省が「アビガン」という薬を新型肺炎の治療活用に検討し始めました。
でもそもそもアビガン錠とは何?コロナウィルスに有効なの?更には一般人でも入手できるの?など、気になることも多いですよね。
今回は、アビガン錠についての基本情報とその有効性、購入方法についてご紹介します。
アビガン錠とは
アビガン錠とは、富士フィルム富山化学工業株式会社が製造している、新型インフルエンザ薬で、一般名を「ファビピラビル」と言います。
※錠=錠剤の意味です
そう、今問題となっている新型コロナウィルス(肺炎)への治療薬そのものではないのですが、政府がこのアビガンを備蓄していたことから、新型コロナの治療にも応用できないかを検討することになったのです。
厚生省では数日中に臨床実験を始める予定とのことです。
アビガンのコロナウィルスへの有効性
一般人と指摘になるのは、このアビガンが新型コロナウィルスに有効かどうか、という点ですよね。
結論から言うと、これはまだ「わからない」というのが実情です。
というのも、今回のニュースでは「厚生労働省がアビガンの臨床実験を数日中に始める」と言われているだけなので、つまりヒトに本当に有効であるという最終結果は得られていないことを意味しているのです。
感染者に投与して治療が可能なのか、それは本当に人間に有効なのか?
ただ、公式に厚労省が発表したということから、既に何らかの科学的根拠を持っている可能性は高いと思われ、臨床結果も3週間程度で出るとされています。
厚生省には、一刻も早く検証を終えて発表してもらいたいですね。本記事でも続報があり次第アップデートしたいと思います。
アビガンの入手方法
アビガンが有効なら、自分も入手できないか?そう思いますよね。また、かかりつけ医で摂取してもらいたい!と思う方も多いでしょう。
アビガンの入手・購入方法について調べてみましたが、こちらは我々一般人はおろか、一般の医師ですら簡単には手に入れられない薬のようです(厚労省への申請が必要)。
従って、今すぐにアビガンを処方して欲しいと頼んでも、残念ながら入手することは非常に困難です。
製造元の富士フィルム富山化学によると、厚生省が認可すれば、(まずは)第一種感染症指定医療機関で処方できる流れを作れるとも言われているそうです。
まとめ
新型コロナウィルスの治療薬として、厚生労働省が検討を始めた新型インフルエンザウィルス薬の「アビガン」。
現時点ではまだ有効性が立証されたわけではありませんが、これから3週間ほどで臨床実験(治験)が行われるそうなので、今後の厚労省の発表に注目したいです。
一般人に入手することはできない薬ですので、続報を待ちながら、医療機関での処方が可能になったら、かかりつけのお医者さんに相談するようにしましょう。