積立定期預金とは?利息の計算方法や定期預金との違いなど仕組みを解説!

みのりたです。

子供の教育費など、あまり元本割れさせたくないお金を貯める手段として、定期預金を使う人も多くいらっしゃるでしょう。今はネットで簡単に開始/解約ができるので、非常に便利ですよね。

さぁ預けよう…と思った時、ふと「積立定期預金」の文字が目に入ったことはありませんか。

これは何だろう?普通の定期預金とは違うものなの?自分はどちらに預けるべきなんだろう?

今回はそんな疑問に答えるべく、積立定期預金について、なるべく初心者の方にも分かるよう、詳しく解説します。

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積立定期預金とは

みのりた
「定期預金」の名がついている通り、定期預金のように、普通預金よりも金利が高い預金方法の一つです。

積立定期預金とは、毎月一定額を自動的に「積み立てて」いき、残高を増やす「定期預金」です。金利は普通の定期預金と同じである場合が多いです。

全ての金融機関で利用できる商品ではなく、2018年現在、みのりたが把握している限り、利用できるのは以下の金融機関です。メガバンクは割と取扱いがありますね。

  • ソニー銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • イオン銀行
  • ゆうちょ銀行※

※ゆうちょの場合は積立定期貯金という名称です

この他にも、地方銀行などで取扱いがある場合もあると思うので、興味のある方はお近くの金融機関を探してみて下さい。

 

普通の定期預金との違い

みのりた
積立定期預金は、預け方が普通の定期預金とは異なる点がいくつかあります。ただ、各金融機関によって条件は若干異なります。

預入金額

普通の定期預金:1円単位で金額が指定できる

積立定期預金:積み立てる金額は1000円単位などある程度まとまった金額

 

満期

普通の定期預金︰3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年など、予め決められた期間
※一部、自分で満期を定められる商品もあります

積立定期預金︰基本的に定めなし。いつまで積み立てるかは自分で決められる

 

満期になったら

普通の定期預金:自動解約か自動継続かを選択できる

積立定期預金:自動継続のみ

 

利息の計算方法

事項で詳しく説明します。

利息の計算方法

みのりた
金利そのものは普通の定期預金と同じでも、受け取れる利息の計算方法は、少し複雑です。

以下に、積立定期預金でお金を貯めていくイメージを示します。

<例>金利 年利0.5%、預入金額(満期時元本)100万円、預入期間 3年間の場合

1. 普通の定期預金で受け取れる利息

100万×0.5÷100×3年=15000円(税引き前)

 

2. 積立定期預金で受け取れる利息

100万円を3年間で貯める仮定なので、1ヶ月に積み立てる金額は、100万÷36ヶ月≒28000円

金利が年利(1年間の金利)0.5%なので、1ヶ月の金利は、0.5%÷12ヶ月≒0.042%

最初の1ヶ月目で預けた28000円は、預入期間が満3年なので、28000×0.5÷100×3年=420円

2ヶ月目で預けた28000円は、預入期間が2年11ヶ月(35ヶ月)なので、28000×0.042÷100×35ヶ月=411円

3ヶ月目で預けた28000円は…4ヶ月目は…と積み上げられていき、最終的には…

最後の1ヶ月で預けた28000円は、預入期間が1ヶ月なので、28000×0.042÷100×1ヶ月=11円

これら36ヶ月分の利息を全て合計すると、積立定期預金で受け取れる利息が計算できます。この例の場合は、7518円になります。(税引き前)

注意
※計算では複利効果を入れていません
※金額は小数点以下を切り捨てています
※実際には計算金額から約20%の税金が天引きされます

こうして計算してみると、満期時点での預金残高は同じでも、積立定期預金(7518円)と普通の定期預金(15000円)とでは、受け取れる利息の金額に大きな違いがあることが分かります。

利息というのは、預けた金額と預ける期間の掛け算で決まりますから、一度に多くの金額を預けた方が、それだけ沢山の利息を受け取ることができるのです。

積立定期預金のメリット

みのりた
積立定期預金は、お得度という意味では普通の定期預金に比べて劣りますが、積立なりのメリットももちろん存在します。

積立定期預金のメリットは、大きく分けて次の2つです。

一度にまとまった金額を用意するのが難しい場合でもお得に貯められる

普通の定期預金は、1円単位で金額が指定できるとは言え、利息を受け取りたかったらある程度まとまった金額(最低10万円単位)を一度に用意する必要があります。

しかし、毎月節約を頑張っても1万円しか余裕ができない…といった場合、定期預金に預けるまでに時間がかかってしまい、その間お得な金利で預けることもできません。

その点積立定期預金なら、毎月捻出した1万円を、時間を無駄にせずお得な金利で預け続けることが可能です。

 

途中で解約しても、利息には定期預金の金利が適用される

定期預金はある一定期間下ろさないことを前提に、普通より高金利で預けられる金融商品です。従って、普通の定期預金は、満期前に解約してしまうとお得な金利は一切適用されず、中途解約金利という普通預金に毛が生えた程度の金利になってしまいます。

しかし積立定期預金は、満期に特に規定がありませんから、例えば1年後に解約したとしても、その1年分は定期預金のお得金利が適用されるのです。

絶対に使わない資金ならともかく、もしかしたら途中で下ろす可能性もあるな…という資金を預ける場合でも、確実にお得を受けられることは、大きなメリットかも知れません。

 

まとめ

積立定期預金という金融商品について、金利や満期の扱いなど概要から、普通の定期預金との違い、利息計算の方法などご紹介しました。

まだまだ取扱いのある金融機関は少ないですが、一度にまとまった金額を用意することが難しい方でも手軽にお得な金利で預けられるので、なかなか使い勝手の良い商品ではないかなと、個人的には思っています。

一口に積立定期預金と言っても、実際には各金融機関で少しずつ内容が異なっています。
もしご興味のある(湧いた)方は、冒頭でご紹介した金融機関で商品を見比べてみて、ご自身に合った所を選んでみて下さい。

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