みのりたです。
皆さん、今年もふるさと納税してますか?みのりたは早くも今年の上限金額に達してしまいました。
返礼品は昨年からお米の定期便などを頼んでいますが、定期便系はとても便利ですね。ストックする場所に困ることもないし、お米なら毎月新しい物を食べられますから。
ところでふるさと納税をする場合、必ず考えないといけないのが、冒頭で書いた上限、つまり「控除限度額」です。いくらまでなら最低限の自己負担額2000円で色んな返礼品が楽しめるのか、「節約」「お得情報」に敏感な方なら、なるべく正確に知りたいと思うんじゃないでしょうか。
実はみのりた自身がそのタイプでして、なるべく1000円単位まで控除限度額をきちんと把握したいと思い、シミュレーションできるサイトを色々探しました。今回は、そんな捜し歩いた中から、「ここは正確にシミュレーションできる!」と思ったサイトを幾つかご紹介します。
目次
ふるさと納税の控除額の計算方法
ふるさと納税を既に何度かされている方はご存知かと思いますが、今年初めて!という方のために簡単に説明しますと、ふるさと納税はやればやっただけ控除されてお金がもらえる制度ではありません。
何よりも正しく認識して頂きたいのは、あくまで払った税金の一部が戻してもらえる制度である、という事です。
当然、払っていないものは戻って来ませんから、所得税や住民税を払っていない方は、ふるさと納税をしても特にメリットがありません。割高な特産品を高い金払って購入しているだけです。
では払った税金の内、どれだけが戻ってくるのか?それは、次のように決められています。今までワンストップ特例を利用して「何となく住民税から控除されるんでしょ」と思っていた方、実はちょっと違いますよ!
所得税からの控除
所得税は累進課税制度に基づき、ご自身の所得金額に応じて税率がUPしていきますよね。その税率によって控除額が決まります。計算式は以下の通りです。
所得税からの控除=(ふるさと納税額-自己負担額2000円)×所得税率
ちなみにふるさと納税から控除の対象となるの納税額には、総所得金額の40%まで、という上限があります。ここに引っかかる人はそういないと思いますが、「あれ、何だか控除額少なくない?」と思われたら、この上限に引っかかっていないかチェックしてみて下さい。
住民税からの控除
住民税からの控除はちょっと複雑です。以下の基本分と特別分に別れていますが、こちらも所得税同様、ふるさと納税から控除の対象となる納税額には上限があり、総所得金額の30%までとなっています。
1 基本分
(ふるさと納税額-自己負担額2000円)×10%
どんな収入があろうと、ふるさと納税額の1割は住民税から控除されるんですね。
2 特例分
特例分はさらに条件が別れており、恐らく大抵は①、収入が割と少なかったり他に控除があったりして住民税所得割額が小さい人は、②の条件が適用される可能性が出てくるはずです。
①特例分の基本計算式
住民税からの控除(特例分)=(ふるさと納税額-自己負担額2,000円)×(100%-10%(基本分)-所得税率)
計算結果が住民税所得割額の2割を超えない場合は、下の計算結果がそのまま適用されます
②住民税所得割額の2割を超える場合
住民税からの控除(特例分) = (住民税所得割額)×20%
ワンストップ特例制度
以上のように、寄附金控除は原則として所得税+住民税から税金が差し引かれる制度となっており、この控除を受けるためには、本来確定申告が必要です。しかしふるさと納税を行う人が増え、全ての人が確定申告を行うのは大変だろうということで、一定の条件を満たす人に限って、確定申告をしなくても済むようになったのです。
これがワンストップ特例制度であり、それを受けられるのは基本的に給与所得以外に収入の無いサラリーマンということになります。
また、ワンストップ特例が適用される場合に限り、ふるさと納税からの控除は全額住民税から差し引かれることになっています。
- 寄附を行った年の所得について確定申告をする必要がない
- 1年間のふるさと納税(寄附)先の自治体が5団体以内
なお、ふるさと納税の基本的な仕組みについては、総務省の「ふるさと納税ポータル」で詳しく解説されていますので、そちらを見て頂くのが最も正確です。
総務省ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと納税の仕組み」
正確な控除額計算におすすめサイト~源泉徴収票無しで知りたい方向け~
ご自身の控除額を知りたい方の中でも、自分の年収などからきっちり計算したい!という方もあれば、源泉徴収票手元にないし、パパッと知りたい!という方もあるでしょう。どちらでもかなり正確に把握できるサイトを分けてご紹介します。
ふるり
マイナーな納税サイトですが、年収25万円区切りで、かつ家族構成ごとに上限額をまとめて掲載してくれていて、表を見るだけで控除額の目安を知る方ができる、とても親切なサイトです。
25万円区切りというのは、納税額に換算すると5000円単位になるようです。ふるさと納税は大体5000円以上で実施する場合が多いと思うので、実際に寄付したい金額を概ね正確に知りたい場合は、これで十分かなという印象です。
トップページからのアクセス方法
①トップページを下にスクロールすると、「<初めての方へ>ふるさと納税とは(下図の青枠①)」が出てきますので、そこをクリック。
②開いたページ上部の「寄附の上限(下図の青枠②)」をクリックします。
③下図のような感じで表が出て来ますので、ご自身の年収と家族構成に最も合う箇所の金額をご確認ください。
総務省ふるさと納税ポータル
総務省がエクセルでのシミュレーションできるシートを用意してくれていますので、そちらで計算することもできます。家族構成さえ入れればパッと答えが出て来るので、「所得税割」って何?という方はこちらの方が便利だと思います。
正確に計算する方法
こちらの「寄付金控除額の計算シミュレーション」シートをダウンロードし、必要事項を入力するだけです。必要事項はふるり同様、年収と家族構成だけです。
正確な控除額計算におすすめサイト~源泉徴収票から計算したい方向け~
ふるさとチョイス
ふるさと納税サイトの中では、最も大きいサイトです。登録されている自治体が最も多く、あらゆる返礼品が探せます。控除額の目安も、ざっくり計算か詳細計算、ご希望に合わせて計算することができ、中でも詳細シミュレーションは、ご自分の源泉徴収票があればかなり正確に上限額を計算することができます。
正確に計算する方法
リンク先へ行くと、ふるさと納税の控除について解説されたページがありますので、そこから「詳細シミュレーション」を選択すれば、下図のような入力欄へ飛ぶことができます。
こちらの特徴は、会社員など給与所得者なら、確定申告される場合でもシミュレーションができる点です。どこよりも詳細なシミュレーションができるサイトである一方、手元にきちんと書類が揃っていないと入力欄が埋められませんので、ご注意下さい。
ちなみに、ふるさとチョイスはここで終わりません。この詳細シミュレーション、お得になる税金額などエクセルでも計算することができるんです。ファイルとして結果を残したい場合などに便利です。すごい親切!
トップページからのアクセス方法
①トップページ上部の「ふるさと納税ガイド(下図の青枠①)にカーソルを合わせます。
②メニューが出て来るので、上から2番目の「控除金額シミュレーション(下図の青枠②)」をクリックします。
③開いたページすぐの所にある「詳細シミュレーション(下図青枠③)」をクリックすれば、シミュレーションの箇所へ直接飛ぶことができます。また、クリックしなくても、ページを下へスクロールしていけば、下の方に同じシミュレーションが出て来ます。
↓
④エクセルファイルを利用したい場合は、③の詳細シミュレーションを更に下へスクロールすると、ダウンロードボタン(下図の青枠④)がありますので、それをクリックするだけです。
さとふる
ふるさとチョイスほど詳しいシミュレーションはちょっと…という場合には、さとふるのシミュレーションが丁度良いと思います。
総収入、給与所得控除の金額、所得控除の合計額。これら3つさえわかれば、詳しいシミュレーションができます。
トップページからのアクセス方法
①トップページ右上の「ふるさと納税とは(下図の青枠①)」をクリックします。
②開いたページを下の方にスクロールしていくと、しばらく行った先にある「ご自身の控除上限金額を知る(下図の青枠②)」ボタンをクリックします。
③またも開いたページを下の方へスクロールしていくと、「詳細シミュレーション」の欄が出て来ます。
まとめ
ふるさと納税の控除上限額について、前半ではその計算方法について解説しました。また後半では、控除額をシミュレーションできるサイトの内、みのりたが正確に計算できると感じているおすすめサイトをご紹介しました。
会社員でワンストップ特例を使われている方は、何となく「ふるさと納税は住民税から引かれるものだ」と思われていたかも知れませんが、実際には所得税+住民税から引かれるのが基本であるという事がご理解頂けたかと思います。
また、控除額を計算できるサイトは数あれど、今回ご紹介したサイトはいずれも控除額を計算してそのまま納税ができて、とても便利です。ご自身の控除上限額をシミュレーションした後は、ご希望の返礼品を探し、是非ギリギリまで控除枠を使って、ふるさと納税ライフ(?)を楽しんで下さい。
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