みのりたです。
銀行口座を持っている人なら、一度は目にしたことがあるであろう、「定期預金」の文字。
金利が0.3%とか少しでもお金が増えるなら興味はあるけど、でも1年もの、3年ものとか仕組みがよく分からない…そんなお悩みをお持ちではありませんか?
今回はそんな定期預金初心者の方のために、元本保証で資産運用ができる定期預金の仕組みについて解説します。
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定期預金とは
定期預金は、銀行にお金を預ける(預金する)方法の1つです。3ヶ月、1年、5年など、あらかじめ決まった期間、決まった金額を預け、その期間が来るまで解約せずに預け続ければ、普通預金よりも高い利息が受け取れる仕組みになっています。
なお、このあらかじめ決められた期間を「満期」と言います。基本的には満期が長ければ長いほど、つまり預ける時間が長いほど、金利は高くなります。
例えば、ネット銀行のソニー銀行の定期預金を例に見てみると、預け入れ期間は1ヶ月~10年まで、預け入れ金額は1万円~上限なしで設定されており、普通預金と比べると10倍以上の金利がついています。
普通預金 年利0.001%
定期預金 3ヶ月もの 年利0.01%
1年もの 年利0.05%
3年もの 年利0.02%
「ソニー銀行 円預金の金利一覧」より
あれ?満期が長いほど金利が高いはずなのに、1年ものの方が3年ものよりも金利が高いですね。金融機関によっては、キャンペーンなどで特に高い金利を謳う定期の設定があったりするので、このように期間と金利が比例しない場合もあります。
- 普通預金と比べて高金利
- 元本が保証される(1000万円まで)
- 途中で解約しても手数料がかからない
定期預金のデメリットやリスク
定期預金のデメリットやリスクとしては、以下3点が挙げられます。
1. 1000万円以上は保証されない(銀行倒産リスク)
2002年にペイオフという制度が解禁され、銀行が倒産した場合、銀行預金は1人あたり1000万円までしか保証されなくなりました。つまり、銀行Aに1500万円預けていても、もしAが倒産してしまったら、500万円は露と消えてしまうということです。
銀行が倒産しペイオフが発動するという事態は、正直起きる可能性は低いと思います。しかし起きてしまうとインパクトが大きいので、1000万円以上の貯金を預けたい場合には、複数の銀行に分けて預けることをおすすめします。
2. 資産が大きく増えない
先ほどソニー銀行の金利で示した通り、いくら普通預金の10倍以上とは言え、金利は大きくありません。年利0.05%の定期預金に100万円を1年間預けた場合、利息はたった500円(税引き後は約400円)です。
いくら低金利のご時世とは言え、割と低リスク(元本が割れる心配の少ない)投資商品でも、年利1%以上のものがそれなりにあることを考えると、定期預金はデメリットというより「もったいない」預け先ではあります。
3. 途中で解約すると意味がない
例えば年利0.5%、3年ものの定期預金に100万円を預けたとします。しかし2年後、満期前にどうしてもその100万円が入り用で、解約しなければならなくなりました。さて、受け取れる利息はいくらでしょうか?
満期前だけど2年間預けたんだから、年利0.5%の2年分はもらえる…と思ったら大間違いです。この場合、定期預金の金利は適用されず、それより低い中途解約金利が2年分つくだけです。
定期預金は途中で解約してしまうと、元本割れこそしませんが、時間だけ縛られてお金は全く増えないという事になってしまいます。何らか使う目的があるお金を長期間預けるのは止めておきましょう。もし不安だったら、とりあえず1年もので預けてみることをおすすめします。
特に途中解約によって元本割れが発生するような場合、年単位でお金を預ける判断は慎重にしましょう。
定期預金で増える金額イメージ
定期預金に預けるといくら増えるのか、については、下の式から求められます。
<例>100万円を年利0.5%の定期預金に入れた時、それぞれの満期後の利息を計算します。
1年ものに預ける場合 100万円×0.5÷100×1年=5000円(手取り約4000円)
3ヶ月ものに預ける場合 100万円×0.5÷100×3ヶ月/12ヶ月=1250円(手取り約1000円)
3年ものに預ける場合 100万円×0.5÷100×3年=15000円(手取り約12000円)
注意したいのは3ヶ月や6ヶ月といった、1年未満の定期預金です。年利というのはあくまで、1年預ければ付く利息、という意味ですから、3ヶ月ならその1/4、6ヶ月なら1/2しか増えないのです。
もし「3ヶ月もの定期預金 0.5%!」というよう謳い文句を見かけたら、「あ、実際に増えるのは0.125%分だけだな」と、冷静に計算できるようになりましょう。
言い方悪いですが、騙す気満々としか思えない宣伝をされている金融機関もありますので…
まとめ
定期預金って何?どのくらいお金が増えるの?という疑問に答えるべく、定期預金の仕組みやリスク(デメリット)、お金の増え方など、基本的な内容についてまとめました。
昨今の低金利情勢により、なかなか定期預金だけではお金が増えづらい状況ではありますが、それでも普通に銀行に寝かしているよりは、ずっと高い金利で運用することができます。
今は一気にまとめて預け入れる、普通の定期預金の他に、一定期間コツコツと積み立てるタイプの定期預金もあります。
お子さんの教育費用や住宅ローンの繰り上げ返済費用など、使う時期の決まっている、まとまった額のお金がある方は、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。
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