家計簿見直しポイント3つ!簡単に改善して貯金を増やすコツ!

みのりたです。

赤字家計になってしまう、収入はあるのに貯金できない…そんな悩みをお持ちの方の参考にして頂きたく、みのりた家が家計破綻しかけた体験談から得た教訓をご紹介しました。

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今回は家計再生プロジェクト第2弾として、家計再生を始めるべく奮闘していると躓きがちな「家計簿のつけ方」に関して、貯められない人が貯蓄体質を作るためのコツをご紹介します。

ちょっとつけ方を変えるだけでも、家計管理がぐっと正確になり、貯まりやすい家計簿にすることができますよ!

家計再生までの大まかな流れ

まず、赤字家計を再生させるための流れを確認しておきましょう。みのりたの経験から、大体こんな感じで回復していくよ、というイメージを示します。

現状把握

まずは現状把握として、ご自身の家計収支をありのまま洗い出します。
ここは目と胸が痛む作業ですが、一刻も早く出血(赤字)を止めるためには必要不可欠です。
月々の支出のクセを掴むためにまずは数ヶ月、更に、年払いや固定資産税のように毎月ある訳ではない特別費を把握するために、1年間は家計簿をつけましょう。

 

家計見直し

次の家計見直しは、更に2ステップに分かれます。今回ご紹介する「家計簿の見直しポイント」は、このステップで生かせるコツになります。

第1に、家計簿の内容から節約する(削る)べき費目を判断するステップです。ここはできれば、家族全員で話し合って決められることをおすすめします。

家計の見直しには、家族全員の協力が不可欠です。しかしあなた自身は節約すべきと思っている費目でも、家族にとってはストレスにしかならない場合もあり、あまりにも家族の意向を無視すると、完全にそっぽを向かれてしまいます。

ですから、この話し合いでは、重点的に節約する費目と、敢えて節約はしない費目もピックアップします。

例えばみのりた家では、食費と光熱費は基本的にケチケチと節約しないことにしています。夫婦間で、「食事は心身の健康の基礎を作るために最も大事なもの」という共通認識があり、「食費はある程度お金をかけてでも、しっかり食べよう。美味しいものを楽しく食べよう」と決めているからです。共働き家庭にとっては、外食も上手いこと取り入れていかないと、生活しんどいですしね…

※だからと言って無尽蔵にかけていいという訳ではありません。きちんと引き締めは必要です。

また光熱費は、みのりたとしては極力節約したい費目なのですが、夫からすると「疲れて帰って来て電気やガスの使い方をチマチマ考えたくない」のだそうです。妥協案として、電気代に関しては電力自由化の波に乗って電力会社を変え、基本料金をグッと下げる代わりに、使用量については口を出さないという、夫婦が互いに納得できる形に落ち着きました。

節約すべき費目がピックアップできたら、第2ステップとして、実際に出費を削っていきます。すぐに改善できる項目もありますが、色々と契約的な縛りがあったりして、なかなかの長丁場になることもありますので、あまり焦らずじっくり行きましょう。

みのりた自身も、通信費をとにかく下げたくて、スマホを格安SIMに切替えようとしたのですが、2年縛りの関係で、実際に出費が減らせるまでに半年以上かかりました。ですが、きちんと節約効果が出せると、なかなか気分爽快ですよ!

格安SIMについてのおすすめはこちらの記事でもご紹介しています↓↓↓

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予算編成

見直した家計を元に、費目ごとにその年(もしくは翌年)の予算を組みます。ここまでくれば、家計簿をつけることにも大分慣れていると思うので、自分の支出のクセがほぼ把握できるようになっているでしょう。

予算編成時には、まず、毎月使っていい金額を費目ごとに設定してみます。ここで注意したいのは、あまり費目ごとの予算にこだわらないこと。最終的には月に使う合計金額が予算を超えなければいいので、ざっくり決める程度でいいと思います。

実際、家計が改善したみのりた家でも、予算をちょっとオーバーすることはよくあります。

また、年間でかかる特別費用の額が大体把握できていれば、そちらも月々の予算とは別に、予算を組んでおきましょう。

 

実績振り返り

最後に1年間の家計簿を見直して、貯金出来た金額を確認します。ここではライフプラン表を活用すると便利ですよ。シミュレーション結果と現実を比較すれば、どれだけ自分が計画通りに家計を回せたかが分かります。

家計簿はつけて終わりではありません。振り返ってまた次の年の家計見直しや予算編成に生かしてこそ意味があるので、貯蓄体質ができるまでは、何とか頑張って続けていきましょう。

その際モチベーションが上がるならキレイに手書きしても良いですし、共働きで正直、家計管理に時間をかけていられない!というみのりたタイプの方は、エクセルやメモ書きで最低限記録するだけでもいいです。

家計簿の見直しポイント3つ

それでは本題に入りましょう。みのりたが考える家計簿の見直しポイントは、以下の3つです。

  1. クレジットカード払いの計上は買い物した時点で
  2. 特別費は支払い専用の積み立て金から支払う
  3. 食費並みにかかっている固定費を優先的に削減

次項以降で、順番に解説していきますね。

 

1. クレジットカード払いの計上は買い物した時点で

クレジットカード払いをいつ家計簿に記録するか、というのはよく家計簿ブログなどでも話題になります。袋分けで現金を取り分けておいたり、支払い月にまとめて記録したりと、様々な主婦ブロガーさんが、自説を披露して下さっていますね。

クレジットカード払いには、「月々お金を使っている感覚が無いので、つい使い過ぎてしまう」というデメリットがあり、「いざ支払い月になって、現金が足りなくなって困ることがある。管理が難しい」というお悩みがよく聞かれます。

これを解消することが目的ですので、クレジットカード払いは以下のように扱うことをおすすめします。

 

  • 家計簿には、買い物した(カードを使用した)タイミングですぐ記録をつける。
  • 実際には引落しされていなくても、その月に使ったものとして支出に計上する

 

買い物時点で記録するメリット

①引落し時点ではお金を用意できているので、支払いの段になって慌てず済む
②お金を使った認識をしっかり持てる

まず、カードの請求が来る前に支出として計上していますから、家計簿を〆るタイミングで銀行残高の帳尻合わせをしておけば、その分のお金は基本的に銀行に残っているはずです。また、たまたまカードを使って支払ったというだけで、本来は買い物した時点でなくなるべきお金だった訳ですから、その月の支出として扱ってしまいましょう。これでお金を使った感覚はきちんと残るはずです。

 

クレカ払いでつまづかないためにやるべきこと

家計からの支払いに使うクレジットカードの引き落とし口座は、なるべく1つにまとめましょう。複数のカードを持っていて、それぞれ違う口座から引き落とすようにしていると、家計管理が非常に難しくなります。キチンと管理できてしっかり貯金も出来ている人ならまだしも、赤字家計の人には荷が重いです。

今はネットで引き落とし口座を簡単に変えられるカードも増えましたから、どのカードがどの口座から引き落とされるか把握しきれない…という方は、今すぐにでも変更しましょう。

…それ以前に、把握しきれないほどカードを持つのも良くないのですが。

2. 特別費は貯金とは別の積立から支払う

本記事前半でも出てきました「特別費」という言葉。みのりたは、これを次のように定義しています。

1年に数回~数年に1度のペースで発生する、定期的ではないが全くのイレギュラーでもない費用

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例えば、持ち家の方なら固定資産税や住宅ローンのボーナス払い分、車持ちの方なら自動車税や自動車保険(年払いの場合)、車検費用も2,3年に1度発生しますから特別費です。みのりた家ではこの他に、年払いの学資保険(もどき)保険料や年3回の帰省費用、冠婚葬祭費用も挙げています。

これら特別費を、月々の予算とは別に予算編成して、毎月家計の中から積み立てていきましょう。

ご家庭によっては、100万円近くなることもあります。現にみのりた家では、積立額が月7万円(年84万円)にもなっています。それでも、この特別費を積立てで賄えるようになると、貯金ペースはグッと上がります。

特別費を積み立てるメリット

①ボーナスがまとめて貯金に回せるから貯金ペースが上がる(会社員・公務員のみ)
②積立込みで生活費を計算しておけば、ちょっとした出費で赤字になることを防げる

特別費をボーナスで賄っている方は多いと思います。しかし、せっかくまとまった額が入手できるチャンスなのですから、なるべくならボーナスは資産運用に回して、利息をガッチリ受け取れるようにしたいものです。

もちろん勤務先にもよると思いますが、仮に年間100万円のボーナスが受け取れるなら、それを貯金に回すだけで100万円が貯まっちゃいます。毎月8万円以上貯めるより、やりやすいと思うのですがいかがでしょうか。

また、特別費を積み立てても家計が赤字にならないようにできれば、大抵の出費には対応できる体制が整いますから、「今月結婚式に呼ばれてた!」なんてことでピンチにならずに済みますよ。

3. 食費並みにかかっている固定費を優先的に削減

先ほどもお伝えしましたが、みのりた家では「食費=心身を作る最も基本的かつ重要な投資」という位置づけです。そして共稼ぎ家庭では、特にケチらない方が良いと思っている費目の1つです。

注意
みのりた家では、週に1度は外食をするという取り決めもあり、現在でも月に6~7万円はかかっています。

とは言え、我が家はやや食費かかり過ぎ家庭でしょう。世の料理上手な主婦の皆様に話を聞くと、4人家族で食費を月3万円台に抑えられている方も結構いるようです。

栄養バランス・量を考えると、金額的には恐らくその位(3万円台)が限界ではないかと思いますが、家計簿を見直す際は、食費(=最重要投資)と同じ位かかっている固定費に、優先的に目を付けて欲しいのです(住居費を除く)。

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固定費:毎月決まって一定額が消費される費用。住居費、保険料、教育費など

固定費を優先して減らすメリット

①長い目で見ると節約効果が大きい
②毎月節約に頭を悩ませる必要がない

固定費は1度見直せば効果が半永久的に続くので、ちりつもで大きな節約効果があります。月1000円の出費でも、10年後には12万円、20年後には24万円にもなります。最初だけ、手続きが面倒だったり複雑だったりしますが、12万円のため!と思えばそんなに苦にならないはずです。

また、食費や光熱費といった変動費を節約しようとすると、そこに終わりはありません。毎日毎月節約の事を考えていなければならず、それが大好きという一部の方以外は、その内必ず疲弊してしまいます。ですが固定費の節約なら、そんな必要もありません。何かと忙しい御身の貴重な時間、節約以外にもっと有効に使いたくありませんか?

 

無駄な固定費の目安は3万

家計簿の記録から、3万円近くかかっている費用をピックアップしましょう。ねらい目は通信費(スマホ代やネット代)と保険です。

実際、みのりたが家計を見直した時は、正にこの2つがそれぞれ3万円近くかかっていました。通信費は格安SIMへ切り替えることで半額以下に、保険は保障を厳選して無駄な保険を解約することで1/6程度に、それぞれ削減することができましたよ!

通信費を落としていった経緯はこちらの記事でご紹介しています↓↓↓

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また、マンション住まいの方限定ですが、駐車場代は意外と見直しの余地があります。そのマンションによって、停める場所や方式(平面なのか機械式なのか等)ごとに月額が異なる場合がありますので、今よりも安く停められる可能性があります。今一度規約を確認してみて下さい。

まとめ

家計再生編の第2弾として、家計簿を活用して家計の見直しを行う際のポイントについて解説しました。

支払いの現実が見え難いクレジットカード払いや特別費(固定資産税、旅行費、車検等の費用など数年に1度~年に数回程度の支払いがあるもの)を具体的な支出として見える化すること、そして節約は食費並みにかかっている固定費から見直すべきであることが、お分かり頂けたかと思います。

いずれも少し時間のかかる方法ですが、これらの見直しポイントを活用して家計簿のつけ方を変えたり支出を削減したりすれば、その内に必ずスッと赤字が消える日がやって来ます。

家計を改善すると固い決意を持ったあなたなら、きっと最後までやり遂げられると思います。きちんと家計が回るようになるまで、諦めず記録と振り返りを続けていきましょう!

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