【家計簿】基本費目5項目と言えば?税金、貯金など分類やおすすめ分け方も

みのりたです。

家計簿を付けたい、付けているけどなかなか貯まる家計にならない…そんなお悩みは尽きませんよね。

我が家も1度ボロボロになった家計を立て直した時は必死で家計簿をつけ、その結果無駄を大分減らすことに成功しましたが、喉元過ぎれば何とやら、最近は事務的に付けるだけで振り返りまでなかなかできていないのが現状です。

我が家の昔のお話はこちらでご紹介しています…↓↓↓
年収600万以上でも貯金できないたった1つの理由〜我が家の家計内訳から
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今回は家計簿をつけている(つけようとしている)方で費目の分け方をどうすべきかと悩んでいる方向けに、基本的な5項目を挙げるとしたらどんな内容になるのか、解説したいと思います。

家計簿をつける意味とは

そもそもはじめにお伝えしておきたいことがあります。それはなぜ家計簿をつけるのか?ということ。これを見失ってしまうと、例えどんな分け方をしても意味がありません。

家計簿をつける意味(目的)は、最終的にはどんな人でも1つでしょう。それは貯金すること(目標通りにお金を貯めること)です。

当たり前だと思われそうですが、最終的にお金が増えるようになることこそが全てなのです。ですから、家計簿の費目の分け方もお金を貯めるために必要な項目を分ける必要がある訳です。これは本記事を読む上だけでなく、家計簿をつける上で絶対に忘れてはいけないことです。

逆に言うと費目の分け方のポイントは、自分の家計でお金が貯まらない原因が把握できて改善につなげられるようにすることと言えるでしょう。

家計簿の基本5項目

家計簿の費目は、その気になればいくらでも増やすことができます。みのりた自身は主にzaimという家計簿アプリを使っているので、みのりた家の家計簿における費目の数は13項目ありますが、これより多い人も少ない人もいるでしょう。

しかし本記事を読んでくださっているということは、費目をなるべく少なくしたい!という方であろうと予想しますので、必要最低限の費目の分け方を考えてみました。

費目を分ける考え方

家計には大きく分けて2つのタイプの支出があります。1つは自分自身の努力で費用を抑えることができる食費や日用品、被服費などの変動費、そしてもう1つは1度契約したら毎月自動的に引かれてしまう住宅費や通信費などの固定費です。

家計を見直すには、自分が一体どこにお金を掛けていてどんな費用を抑えるべきなのかを知ることが第一歩ですから、少なくとも以下のどちらのタイプなのかが分かるようにしたいものです。

  • ついつい色々買い過ぎちゃって支出が膨れ上がり貯金ができない
  • そもそも自動的に引かれる金額が多過ぎて貯金に回せるお金が無い

更にこれは私個人の考え方ではありますが、毎月かかる訳ではないけど確実に家計の負担となる費用(特別費と呼ばれるものです)の金額もきちんと把握しておいた方が貯まりやすい家計になります。特に「ボーナスが貯金に回せない」という方は尚更です。

ボーナスの貯金目安についてはこちらの記事で解説しています↓↓↓
ボーナス分の貯金は何割が妥当?子持ち世代の平均から理想まで!
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ということで、費目の基本的な分け方は以下の3つに分けるという考え方を採用します。

  1. 変動費
  2. 固定費
  3. 特別費

家計簿5項目の中身

先ほどは家計の費目を3つに分けるとご紹介しました。では基本5項目にしようとするとどうなるでしょうか?

FPの方の記事やマネー系サイトの情報などを参考にしながら、みのりたなりにまとめてみた結果が以下になります。

1. 固定費

固定費は更に2つに分けてよいと思います。

  • 住宅関連費(家賃、住宅ローン、マンションの管理費・修繕積立金 など)
  • インフラ関連費(光熱費、通信費、自動車ローン、ガソリン代、駐車場代 など)

住宅関連費

1つ目の住宅関連費というのは、住居や土地に関わる費用を指します。これがゼロの方はほぼいないでしょう。

一般的には月の手取りの25%以内(一昔前は3割以内)に収めるべきとされていますが、これを住宅ローンの支払金額と考えている方は多いです。しかし本来ならば住宅に関する全ての費用を合わせて手取りの25%以内と言い換えるべきでしょう。

マンションにお住まいの方なら管理費や修繕積立金がかかりますし、一軒家で太陽光発電設備を付けた方ならそのローンが別にかかります。そういった金額を全て含めても十分に払っていける金額なのかを再確認するために、住宅関連費用は1つの費目として独立させたいですね。

住宅関連費に含まれる費用

  • 家賃(賃貸の場合)
  • 住宅ローン返済額(持ち家の場合)
  • 管理費&修繕積立金(マンション住まいの場合)
  • リフォーム、太陽光発電等の住宅関連ローン返済額
  • 火災保険料(月払いの場合)

ちなみに本記事では固定資産税は特別費に含めますので、住宅関連費からは除いています。

インフラ関連費

次のインフラ関連費とは、生活する上で欠かせない物に関する費用です。これも絶対にゼロにはなりませんが、それでもかけ過ぎるとバランスのおかしな家計になる費目です。

主に入るのは光熱費や通信費、地方に住む方には必須の自動車関連費用、そして月払いの保険料です(年払いの場合は特別費へ)。保険がインフラというのは違和感あるかも知れませんが、いざという時生活の基盤となるものですから、本記事ではここに含めました。

インフラ関連費に含まれる費用

  • 光熱費(電気代、ガス代、水道代)
  • 通信費(携帯代、Wi-Fi等ネット代、ケーブルTV利用料 等)
  • 駐車場代
  • ガソリン代
  • 自動車ローン返済額
  • 月払い保険料(生命保険、医療保険、個人年金保険 等)

ちなみに光熱費は固定費とするか変動費とするか意見が分かれるところですし、私自身も当初は変動費と考えていたのですが、生活の根幹に関わる費用+ケチケチ節約してもそこまで大きく変動しないことから、今では固定費として扱う方が妥当かなと考えています。

また通信費も今やインフラと呼ぶに相応しいスマホ関連のお金ですが、ここが膨れ上がってしまっている人は多いです。節約効果も大きい(月額数千円は簡単に下がります)ので、インフラ関連費で節約を考えるならまず通信費から手を付けたいですね。

2. 変動費

変動費のベストな分け方は、最終的には各自の家計状況によるとは思いますが、家計の費用を「消費、浪費、投資」に分けるという考え方などを参考にすると、それが純粋に自分達のために使った「消費」費用か、人のため・将来のために使った「投資」費用かで分けるというのがしっくりくるんじゃないかと思います。

  • 生活費(自分たちの生活のために使ったお金)
  • 投資関連費(自分以外や将来への投資のために使ったお金)

生活費

食費をはじめ、大抵の費用は「生活費」としてひっくるめて良いでしょう。予算をあらかじめ決めてその中で何とかやりくりすることを覚えると、貯まる家計になっていきます。節約家の皆さんの腕の見せ所ですね!

生活費に含まれる費用

  • 食費(外食費も含む)
  • 日用品費
  • 交通費(定期的でないもの)
  • レジャー費
  • 被服費
  • 美容関連費
  • 情報費(有料アプリの費用、ゲーム課金 等)
  • 医療費(定期的でないもの)

なおここでは特に持病等ない前提で医療費を含めていますが、もし大きな持病があり定期的な通院や投薬が必要=コンスタントに医療費がかかるという方は、節約しようがないですし固定費(インフラ関連費)に含めても良いでしょう。

そう、一応生活費に入れるべき項目を上記で挙げてはいますが、各ご家庭の事情によって費目などいくらでも変わってくるものなんですよね。

投資関連費

投資というのは何も資産運用のために投資信託や株を買うことだけを指すわけではありません。子供の将来への投資、自分自身が収入を上げるための投資、こういったものもれっきとした「投資」です。

ですからここでは、以下のような費用を投資関連費としてみなします。

投資関連費に含まれる費用

  • 子供の学費
  • 習い事費用
  • 保育料、幼稚園費用
  • 書籍代(単純な趣味の本は除く)
  • 資格取得費用
  • 自己啓発費用(セミナー受講費 等)
  • 交際費(飲み会、プレゼント代 等)
  • 贈答品代(定期的でないもの)

ちなみにiDeCoや積立NISAなどの投資に充てた費用は入れるのか?と思われるかも知れませんが、それは貯蓄として扱って良いと思いますので、そもそも収入金額から除外して考えた方が合理的です。ただし投資のし過ぎで家計が苦しいかも?と感じている方は、1度この中に投資にかけた金額を入れてみるのも良いでしょう。

3. 特別費(大型出費)

特別費は、毎月かかる訳ではないが年に数回~数年に1回の頻度で必ずかかってくる費用を指します。家計簿に書きにくい費目ですが、きちんと金額を把握していないと「思いのほかお金が貯まらない」の原因になりますので、費目として独立させておくことをおすすめします。

特別費に含まれる費用

  • 固定資産税(持ち家の場合)
  • 自動車税
  • 住民税(普通徴収の場合)
  • 年払い保険料
  • 旅行費用
  • 車検代
  • 家電代
  • 冠婚葬祭費用

地方自治体などから請求の来る税金関係は、大概こちらの特別費に含めます。

ちなみに、特別費の詳しい定義などについてはこちらの記事でご紹介しています↓↓↓
家計簿見直しポイント3つ!簡単に改善して貯金を増やすコツ!
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特別費の家計簿のつけ方

特別費には固定資産税や自動車税などの税金も含むと書きましたが、毎月支払いがある訳でもないこれらの費用は、どう家計簿に計上したら良いでしょうか?

年払いの金額を月割りして計上する

まず思いつく方法がこちらでしょう。例えば年間12万円の固定資産税がかかるとして、月々1万円分を住居費として計上する方法です。

固定資産税は実際には年に1回もしくは4回に分けて納めるものですが、振込用紙が届いた月もそうでない月も、同じように1万円支出したことにする訳ですね。月々の収支はやや合わないことになりますが、年間通して振り返ればキチンと帳尻が合うことになります。

既に家計の立て直しができていて、特に意識しなくても貯金ができている方はこれで十分だと思います。なぜなら収入内で支出を管理できる体制ができていて、特に固定資産税のためにお金を取り分けておかなくても口座に必要なお金が残っているからです。

しかし毎月の家計管理がおぼつかない方にはこの方法はおすすめしません。最初は固定資産用に!と残しておいているつもりでも、いつの間にかその分のお金を他に使ってしまっていて、気が付けばボーナスで補てんせざるを得なくなった…という事態になるからです。

特別費用の先取り積立をする

家計管理がどうにも上手くできない…という方におすすめしたいのが、特別費用の積立貯蓄を予め家計に組み込んでしまうことです。

特別費は臨時に必要になるもの。とは言え、最低限必要な金額は先回りして計算することができます。

例えば我が家の場合、特別費として必ずかかることがわかっている金額は以下の通りです。

  • 固定資産税  13万円
  • 自動車税   4万円
  • 車検費用   6万円(2年で12万円)
  • 冬タイヤ費用 4万円(3年で12万円)
  • 帰省旅行費用 18万円(6万円 × 3回)
  • 年払い保険料 35万円(学資保険2人分)
  • 予備費用   4万円(冠婚葬祭など用に)
    合計     84万円

※全て概算です

1年間で84万円ということは、84万円 ÷ 12ヶ月 = 7万円 が月々積立てるべき金額ですから、前項でご説明した家計簿の5項目の内、特別費として「7万円/月」を計上します。そして実際に固定資産税など支払う時は、積み立てた特別費用貯蓄から出すようにします。

あくまで我が家の一例ですが、7万円/月って結構大きな金額だと思いませんか?ですがどれも削るに削れない費用ばかりです。

このように月額負担に直してみると特別費の負担がいかに大きいか実感することができますし、「どうしよう!今月自動車税の支払いがあるんだった…」などと青くならずに済む上、ボーナスを当てにせずとも生活が成り立つ家計になります。

ただし注意して頂きたい点が2つあります。

1つは、特別費用の積立は厳密には貯金では無いということ。多少の過不足はあるにせよ必ずなくなることが前提のお金ですから、「私毎月7万円貯金できてる♪」とは思わずに積立金は支出として計上しておくことです。

そしてもう1つは、特別費を積立金で上手く回せるようになるには1年以上かかるということです。今すぐ特別費の積立を始めても、来年必要な費用全てを積み立てた中から払うことはできないでしょう。1年間は体制を作るのが苦しいかも知れませんが、そこは踏ん張りどころです!

先取り貯金(貯蓄)の家計簿のつけ方

先ほどは特別費用の積立貯蓄のやり方をご紹介しましたが、そうではなく純粋な将来のための貯金(貯蓄)については、やはり先取りで貯めていくことが重要です。

個人的には、先取り貯蓄のお金は最初から収入に入れず、家計簿にも特につけないくらい「無いもの」として扱うのが良いんじゃないかと思っていますので、家計簿の費目はどうなる?という問いの答えは「そもそも家計簿につけない」になります。

はじめに書いた通り、家計簿をつける目的は支出の無駄を見つけ出して貯金できる家計にすることですから、できてる貯金の事は別に考えなくて良いんですよ。

どうしても気になるようでしたら、先取り貯金は専用の口座に入れるようにして、その銀行口座の残高を年に1回チェックすれば十分です。

 

まとめ

家計簿をつける際の基本5項目を挙げるとしたら何になるか?という疑問について、私なりにプロの方の記事など読みながら考えてみました。その結果、

  1. 住宅関連費
  2. インフラ関連費
  3. 生活費
  4. 投資関連費
  5. 特別費積立

以上の5項目で分けてあげれば、最低限自分がどこにお金を重点的にかけているのか、見直すべきはどこかが見えてくるんじゃないかという結論に達しました。

家計簿をつける目的は貯金ができる家計にすること、そのための無駄を明らかにすることです。その点だけはしっかり頭に刻んで、今日から1つずつ、記録を付ける所から始めてみませんか?

共働きで家計簿つけるなら、家計簿付き手帳がおすすめです♪
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