ライフプランシミュレーションはエクセルがおすすめ!活用したい無料フォーマット

みのりたです。

皆さんは、ご自身の老後について不安をお持ちですか?少子高齢化で年金減らされそうだし、下手すれば年金貰えないかも知れないし、何となく漠然と不安を抱えてる…そんな方は多いかも知れません。

では、具体的に自分がどれだけ貯蓄できそうで、いつからいくら足りなくなりそうなのか、把握している方はどれほどいらっしゃるでしょうか?よく分からないままに負担の大きい個人年金保険に加入してみたり、無料のFP相談などに駆け込んだりしていませんか?

実はそんな事をしなくても、エクセル一つで自分の老後をある程度把握することができる方法があるのです。

それがライフプランシミュレーション。住宅ローンを検討したことがある方なら、一度は聞いたことがあるかも知れません。

やり方はアプリやWeb上で実施できるもの、エクセルでファイルを作成するものなど色々ありますが、みのりたは断然、エクセルで作成することをおすすめします!

今回は、みのりたの体験を交えながら、エクセルでのライフプランシミュレーション実践についてお伝えしたいと思います。

本記事はその前半として、なぜライフプランはエクセルでシミュレーションするべきなのか、またエクセルフォーマットを選ぶ際のポイントを解説すると共に、無料で手に入るエクセルのテンプレートをご紹介します。

なお後半では、実際にみのりた家でシミュレーションした結果から、特に「子供」に関する不安に焦点を当て、住宅ローンの返済を抱えながら教育費を用意して十分足りるのか、など検証した結果を公開させてもらいます。

特に子育て家庭で、このままの生活で将来の教育費は足りるのか?また教育費を捻出したら老後資金は大丈夫なのか?こういった不安を感じている方は、参考にして頂ければと思います。

ライフプランシミュレーションの概要

ライフプランシミュレーションとは

ライフプランシミュレーションとは、現在の家庭経済状況(家族構成・収入・支出・資産など。すなわち家計)を把握した上で、この先の収入を大まかに予測し、そこから将来起こるであろうライフイベントにかかる費用を差し引くことで、老後に残せる資産を予測するものです。
いわゆるライフイベント表とキャッシュフロー表を組み合わせたものですね。

もちろん、年金額などもある程度分かっていれば、亡くなる時にいくら残せそうか、の試算も可能です。

イメージ的には、下の図のように主に表で表し、貯蓄額の推移をグラフで表すこともあります。

出典:https://www.gyl-h.com/beginner/first/326-2011-11-21-09-28-24.html

あくまで現在の状況に基づく試算ですので、例えば転職で大幅に年収が下がったなど、生活環境が大きく変わると、シミュレーション精度が下がります。「もしも今の職でこのままの収入レベルが維持できれば」という条件付であることを、予め認識しておきましょう。

 

住宅ローンとの関連性

なぜ住宅ローンを検討している人が、このライフプランシミュレーションを目にする機会が多いのか?

それは、住宅ローンというものが(一般人にとっては)人生最大の負債であり、その返済が後の人生におけるマネープランに大きく影響するからだと思います。

つまり、分不相応なローンを組めば子供の教育費が足りなくなったり、老後資金が枯渇して老後破産に繋がったりするので、事前にきちんと返せそうかシミュレーションしましょう、ということです。

同時に住宅ローンの返済は、極めて事務的と言いますか、何があっても一定期間、一定額の返済が続きます(住宅に限らずローンは全て同じですが)。従って、将来に渡る資金の移動がわかり易く、簡単にシミュレーションできるということが、もう一つの理由になります。

私は正に、住宅ローンを組む段になって借入金額が無理なく返済できるか知りたくなり、ライフプランシミュレーションにたどり着いた人間の一人です。

ライフプランをシミュレーションする意味・メリット4つ

1. 住宅購入等をしてもその後の生活が成り立つかが分かる

先程住宅ローンとの関連性でご説明した通り、これから行おうとする大きな支出に対し、これを買っても本当に大丈夫!?という予測を立てることができます。

何もローンだけじゃありません。例えばみのりた家のように複数子供がいる家庭で、全員を私立に入れても大丈夫?という計算をする時にも使えます。

特にお子さんが小さい場合は、今は一見収入に余裕があるように見えても、ライフイベントが進むとそうは行かなくなることがよく分かります。

 

2. 家計を見直し改善するきっかけになる

我が家にとっては、この意味が最も大きかったです。最初に述べた通り、ライフプラン表を作るには、現状の収入や支出の把握が不可欠なんですが、収入はともかく支出を正しく把握してる人って、案外少ないと思うんですよね。

みのりたも住宅ローン検討時、この表を作ろうと思い立ったものの、当時自分達が何にいくら使っているか、ほとんど分からない状態でした。そしてそういう場合、かなりの高確率で、家計の状態ってボロボロなんですよ。ボーナスで何とかやりくりしていたり。えぇ、実体験です。

ですから、云わば強制的に家計を把握せざるを得なくすることで、自分が目をつぶって逃げていた現実と向き合うきっかけになるんです。
老後に惨めな思いをしないためにも、家計の改善は早い内に手を付けた方が良いです、絶対。

3. 貯金のモチベーションが上がる

逆に、家計管理を頑張っていらっしゃる方にとっては、自分の頑張りが目に見えて、より貯金のモチベーションが上がるというメリットもあります。

みのりたは、改善後の家計をベースにライフプランシミュレーションをした所、このまましっかり貯めていけば老後に1億円貯めることもできそうだと分かり、予想以上の金額にテンションが上がりました。

それから3年、表の通りに貯金を増やそうと今でも頑張れています。

 

4. 不要な保険に入らず済む

ライフプランシミュレーションって、FPの方がよく使いませんか?

それが本当にあなたのためになることもあるでしょうが、場合によっては不安を煽り立て、不要な保険の勧誘に使われることもあるんです。いかにも貯蓄が減っていくグラフを見せ、「このままじゃ老後資金が足りないから、この保険に入っておきましょう」という風に。

彼らも商売ですから、それを責めることはできません。しかし、自分で正しいシミュレーションができる知識を持っておけば、矛盾点に気付き、本当に必要な保険を自分で選べるようになります。

保険は総じて負担額が膨らみがちですからね。実はその分貯金に回せるとしたら、あなたの貯蓄額も大きく変わるかも知れません。

シミュレーションツールにエクセルをおすすめする理由3つ

1 いつでも見直しが簡単にできる

ライフプランは一度シミュレーションしたら終わりではありません。最低でも年1回はシミュレーション結果と現実の差を確認して原因を振り返ったり、シミュレーション条件を見直したりしてこそ、意味があります。

アプリやWeb上で実施できるシミュレーションの場合、一度出た結果は保存できることが多いですが、条件を一部だけ修正したいというような使い方が困難です。その点エクセルで作った表なら、項目の追加・削除も修正も簡単ですよね。

 

2 条件が変わっても結果がすぐに見られる

アプリやWebでシミュレーションする場合、家族構成や大型出費の頻度など一つ一つ入力していくので、結果を出した後「やっぱりあの出費の頻度を変えたい」と一部だけ条件を変えたくなった場合でも、また一から入力し直さなければなりません。

その点、エクセルなら必要なセルの値をちょいと変えるだけですから、すぐに結果が見られますよね。

また、もし子供が全て私立に進学した場合と国公立に進学した場合とで、どれ位シミュレーション結果が違ってくるのかを比べたいとしましょう。これまた入力が面倒ですし、並べて見比べるのも難しそうです。

エクセルでシートをコピーして、古いシートに全て私立の場合、新しいシートに全て国公立の場合をそれぞれ入力すれば、簡単に複数条件の結果を出すことができます。無駄な時間は短縮しましょう。

 

3 自分にとって一番やりやすい形にアレンジできる

みのりたは実際にアプリやWebでも幾つかライフプランシミュレーションをやってみたことがありますが、アプリなどで最初から設定されている項目や内容って、微妙に自分に合わない時があるのです。かゆい所に手が届かないというか…

こういう時も、エクセルだと自分に一番やりやすい形にいくらでもアレンジできるので、便利です。

自分に最適なシミュレーションができる。この点も、みのりたがエクセルをおすすめする理由の一つです。

エクセルのフォーマットを選ぶコツ

散々エクセルでのライフプラン表作成をプッシュしてきましたが、ネットで探すと沢山のフォーマット(雛形)が出て来ます。
どれを使えばいいのか、迷ってしまいますよね。

どの雛形も、作成者の方の工夫が凝らされた力作である点は強調した上で、やはり用途によって使い勝手の良い/悪いが存在します。

では今回、エクセルで作るライフプラン表の用途を考えてみましょう。

先ほどみのりたは、シミュレーションツールにエクセルをおすすめする理由を3つ挙げました。これらの条件が全て当てはまる雛形を選びたいのです。

  1. いつでも簡単に見直しができる
  2. 結果が一目で見られる
  3. 項目の追加など自由にアレンジできる

順に選ぶべきポイントに落とし込んでいきましょう。

まず1番。いつでも見直しがしたい=どこの年の値も自由にいじれる仕様のものがいいですね。

マクロ等を使い、「現在」の家計・資産状況だけを入力する仕様のものがあり、これは1つ入力するだけでパッとキレイに表やグラフが表示されて便利なのですが、例えば3年後の欄に現状を入力して…といった使い方がし難いです。

次に2番。結果が一目で見たい=1シートで入力から結果まで完結する仕様を選びたいです。

さらに言えば、そのシートの中でも縦スクロールせずにすべての項目が見えるものが望ましいです。

横は「年」ですから、残りの人生分列がある訳で、子育て世帯ならスクロールせざるを得ないのが普通だと思いますが、縦はスクロールするほど項目不要です。

そして3番。自由にアレンジがしたい=なるべくシンプルなフォーマットが望ましいです。

中には最初から凝った作りのものがあり、色々気を利かせて計算式を入れて下さったりするのですが、アレンジしにくくなるという欠点があるので、今回の用途には向いていません。

以上の条件を満たすエクセルの雛形を、みのりたの独断と偏見で次に選ばせて頂きました。

無料で手に入るおすすめライフプラン表

エクセルのライフプラン表が無料で入手できる、おすすめのサイトを2つご紹介します。

どちらも作成者の方がサイトで作成方法を詳しく解説されていますので、作り方については、リンク先をご参照下さい。

FP中川優也さん作「ライフプラン表の雛形」

こちらはFPの方が作られたフォーマットです。みのりたもダウンロードして使わせてもらいました。物価や賃金上昇分が初めから計算式として入っているので、現状の収入や支出を入れるだけでOKです。

個人的に使い易いと思うのですが、通常9700円(実際は無料で入手できます)と書かれていたり、ダウンロードの前にアンケート回答が必要だったりと、ちょっとモヤッとする部分もあります。

FP中川優也さん作「ライフプラン表の雛形」

このフォーマットの使い方は、下記リンク先に詳細が書かれています。

これをやるまで家買うな!ライフプラン表をエクセルで作る16の手順

 

FPウェブシュフさん作「ライフプラン表ひな形」

内容はほぼ上のFPさんが作られたものと同じで、やや入力項目が多いかな、という印象です。特に勧誘等は無く安心です。

ただ、空の表が作られているだけですので、先のように物価や賃金上昇分の計算式は入っていません。ご自分で想定する必要がありますので、ご注意ください。

FPウェブシュフさん作「ライフプラン表ひな形」

このフォーマットでの作り方は、下記リンク先に詳しく紹介されています。

エクセルを使ったライフプランの立て方~ライフプラン表の作り方

 

もちろんこれら以外でも、ご自分に合うなと思ったものがあれば、そちらを使って頂いて構いません。一度ご自身のオリジナルのライフプラン表を作成し、今後の人生の予測を立ててみて下さい。

きっと、想像以上に貯められそうだ!と安心できたり、逆にこのままじゃ家計が破綻する!と危機感を覚えたり、ご自身の家計の舵取りに使えるはずです。

まとめ

老後不安への対策の一つとなる、ライフプランシミュレーション。

今回はその内容と実践についてお伝えする記事の前半として、ライフプランシミュレーションの概要とエクセルで実施するべき理由、エクセルフォーマットを選ぶ際のポイント、更には無料で入手できるエクセルのフォーマットをいくつかご紹介しました。

シミュレーションしてみたいけど、良い雛形ないかな…とお探しの方は、一度おすすめしたフォーマットとサイト記事を利用して、オリジナルのライフプラン表を作成してみて下さい。

次回は後半記事として、実際のみのりた家のシミュレーション結果を基に、子育て世帯が気になる教育費についての検証を行ってみたいと思います。

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