みのりたです。
2019年10月の消費税率UPに合わせて発行されたプレミアム付商品券。過去にも度々類似の制度が打ち出されては、何かと話題になってきました。
さて今回はどんな人が対象となっていくら分買えるのか、還元率はどのくらいなのか?など、ちょっと気になっている方もいらっしゃるでしょう。
みのりた家でも先日早速引換券を使って購入してきましたので、今回はプレミアム付商品券の制度概要と実際の購入方法について詳しく解説したいと思います。
目次
プレミアム付商品券とは(2019年版)
まずは2019年版プレミアム付商品券の概要をご紹介します。
プレミアム付商品券の目的
2019年10月1日から消費税率が8%⇒10%へと引き上げられるにあたり、低所得世帯や小さい子がいる子育て世帯が増税で生活苦しくならないように…と配慮して発行された商品券です。
また、販売店側に対しては、消費増税によって起こる可能性のある買い控えを防ぐためという狙いもあります。
特定地方でのみ発行される類の商品券ではなく、全国の市区町村で平等に購入することができる仕組みとなっています。
商品券を購入できる対象者
先ほど黄色でマークした通り、低所得世帯の方もしくは小さなお子さんがいらっしゃる世帯のみが対象となっています。具体的な条件は以下の通りです。
- 住民税非課税の方
2019年度の住民税(均等割)が課税されていない方ですが、住民税が課税されている配偶者や親などに扶養されている方や生活保護の受給者等は対象外となります
- 学齢3歳(年少さん)未満の小さな乳幼児のいる子育て世帯の方
2016年4月2日 ~ 2019年9月30日までに生まれたお子さんがいる世帯の世帯主
ちなみにこれらの条件が重なっている場合、どちらの条件も適用することができます。
例えば夫婦2人+3歳未満のお子さん2人という家庭で、世帯として住民税非課税となっている場合、非課税対象者として4人、乳幼児対象者として2人がカウントされるため、合計で6人分のプレミアム商品券を購入することができるのです。
商品券の還元率
全国どこの市区町村で購入しても、全て4000円購入すると5000円分の買い物ができる(つまり1000円分がプレミアム)商品券となっています。還元率にすると25%ですね。数字としては悪くないと思います。
購入可能金額
対象となる人1人につき20000円分(4000円分で1冊 × 5冊)までとなっています。
つまり、対象となるお子さんが2人いらっしゃれば2万円 × 2人 = 4万円分(5万円分買い物可能)、先ほどご紹介した非課税世帯の4人家族(夫婦2人 + 乳幼児2人)であれば2万円 × 6人 = 12万円分(15万円分買い物可能)が購入可能金額になります。
購入方法
各自治体が指定する販売所にて購入可能です。現金・購入引換券・本人確認書類が必要です。
販売期間
2019年10月1日(火) ~ 2020年2月28日(金)
使用可能期間
2019年10月1日(火) ~ 2020年3月31日(火)
プレミアム付き商品券2019年の購入の流れ
みのりたも今回は下の娘が対象者だったので、9月には引換券が家に届きました。
そこでせっかくなので、販売店まで足を運び、プレミアム付商品券を購入してみました。
2万円て微妙ですけどね。当然ながら大きな買い物はできないし、かといっておつりが出ないので、日々の食材買うのにも使いにくい…
プレミアムが付くからと言って、普段なら買わない余計な物を買ったら意味がありませんが、地味に家計に響くイベント系や、どうしても出費が増えがちなタイミングで上手に使うのも良いなと思い、夫とは「子供へのクリスマスプレゼントとか、パーティー準備のために使おうかね」と話しています。
STEP1 まずは開封!中身をチェック
届いた封書を開封してみると、次のような書類が入っていました。
- プレミアム付商品券購入引換券についてのお知らせ
- プレミアム付商品券のお知らせ(販売店一覧)
- プレミアム付商品券購入引換券
恐らく他の自治体でも、多少表現は異なるでしょうが同様のものが入っていると思います。
この中で、実際に購入時に必要となるのは3つ目の「プレミアム付商品券購入引換券」のみです。
STEP2 ご自身の自治体の販売店を確認する
プレミアム付商品券は、各自治体指定の場所でしか購入することができません。じゃあどこで買えばいいの?というのは、先ほど挙げた封筒の中身の1つ、「プレミアム付商品券のお知らせ」に販売店一覧が載っていました。
みのりたが住む名古屋市では、主に名古屋銀行、瀬戸信用金庫、中日信用金庫といった地方銀行や信用金庫で購入できるようです。もちろん各店の営業時間内に行く必要がありますね。
ちなみに名古屋市では混雑を想定してか、この他に日曜か土曜の合計5回、臨時販売所を設けるようです。具体的には中区役所ホールか鯱城ホールで10時~18時の間で受け付けてくれるそうなので、平日は買いに行けないという方にも便利ですね。
- 10月13日(日)
- 10月27日(日)
- 11月3日(日)
- 12月8日(日)
- 2月1日(土)
他の自治体でも、休日の臨時販売場所など設けられている可能性がありますので、届いた書類は一通り全て目を通してみてください。
STEP3 販売店で手続きをする
近場の販売店をチェックしたら、いざ購入に向かいましょう!
準備するもの
前項の購入方法のところで、現金・購入引換券・本人確認書類が必要ですと書いた通り、少なくとも購入引換券を忘れてしまったら購入はできませんので、要注意です。
なお、みのりたは窓口で確認したところ、購入は現金のみと伝えられました。クレジットカードや電子マネーでは購入ができないそうです。もしかしたら自治体によっては柔軟な対応をしてくれる可能性もありますが、基本的には同じ制度であると想定して、購入冊数 × 4000円は現金を用意しておきましょう。
ちなみに本人確認書類(免許証など身分証明書)については、みのりたの場合、結果的に全く見せずに終わりました。窓口のお姉さんがたまたま忘れてしまっただけかもしれませんが、身分の確認はそんなに厳しくないように思います。
万が一忘れてしまっても購入できる可能性はありますので、現地で交渉してみてください。
販売店の混雑具合
みのりたは、たまたま有休を取っていた10月上旬の平日昼間にとある販売店へ行ってみましたが、特にプレミアム付商品券の購入を目的としたお客さんは他にいませんでした。
販売店は銀行だったのですが、2~3人お客さんがいる以外はガラーンとしたもので、交付が始まった直後で混雑するかなと覚悟していたのですが、かなり拍子抜けしてしまいました。
もちろん通常業務で混雑している販売店は状況が違うでしょうし、自治体にもよるのかもしれませんが、少なくとも名古屋市は平日なら混雑を心配する必要はないかなと思います。
なるべくマイナーな販売店で購入するのが、サクッと買うコツかも知れませんね。
交付申請書の記入
販売店に着いたら「プレミアム付商品券を購入したい」旨を伝えます。するとお店側から交付申請書を渡されますので、必要事項を記入しましょう。
この申込書は写真に残しそびれてしまったのですが、以下の情報を記入しました。特に悩む情報は無いと思いますが、対象者が窓口に行く申込者と別居の場合は、対象者が住んでいる住所や電話番号はチェックしておいた方が良いですね。
- 購入日
- 対象者(子供なら息子 or 娘)の氏名
- 対象者の住所(同居なら自宅住所)
- 対象者の電話番号(同居なら自宅電話番号)
※固定電話が無い場合は本人や親の携帯電話番号でOKです - 申込者(窓口に来ている人。代理人の場合のみ)の氏名
- 申込者の住所
- 申込者の電話番号
- 対象者との関係
プレミアム付商品券の引き渡し
待つこと数分、窓口のお姉さんが商品券を購入引換券・参加店舗一覧と一緒に渡してくれました。みのりたは2万円分一度に購入したので、5冊確かに受け取りました。
ちなみに引換券を見てみると、下の方の【購入確認欄】に購入した分ハンコが押されていました。
1度に2万円分購入する場合は商品券を受け取ったらこの引換券が不要になりますが、もし複数回に分けて購入する場合は引換券が毎回必要になりますので、なくさないよう大切に取っておきましょう!
STEP4 プレミアム付商品券を使用する
商品券と共にもらった参加店舗一覧には、このプレミアム付商品券が利用できる店舗が一通り載っていました。ここから自分が使いたい店舗を選んで、後は実際に買い物をするだけです。
恐らくどこの市町村でも、商品券受取り時にどこで使えるかが分かる冊子をもらえると思います。ただし、この冊子をなくしてしまっても大丈夫。ネット上で使用可能店舗を調べることができる自治体も多いので、「プレミアム付商品券 市区町村名 使用可能店舗」などと検索してみて下さい。
参考までに、みのりたが住む名古屋市の参加店舗一覧はこちらの記事でもご紹介していますので、気になる方は1度調べてみて下さい↓↓↓
プレミアム付商品券2019年版(名古屋)はどこで使える?お店や場所一覧!
プレミアム付商品券2019年版(名古屋)はどこで使える?お店や場所一覧!
また、それでも本当に使えるか不安…と思われた方は、実際に店舗に行った際、プレミアム付商品券が使えることを示すのぼりやポスターなどを探してみましょう。使える店舗では必ず、下の画像のような掲示物があるはずです。
まとめ
2019年版プレミアム付商品券について、商品券がもらえる具体的な対象者が誰なのか、また実際に引換券を使って商品券を購入してきた時の経験をもとに、具体的な購入の流れなんかもご紹介しました。
今回は住民税非課税世帯と3歳未満のお子さんがいらっしゃる家庭が対象となっていますが、どちらの条件にも当てはまる人は2重に購入可能という点は少々ビックリしました。
実際に販売店へ足を運び申し込みをしたら、空いていればものの数分で購入することができます。みのりたが行った10月上旬の平日昼間は、他に購入希望者が全くいなかったので、拍子抜けするくらいあっさり買えました。
もちろんお住まいの地域や販売店の状況によるとは思いますが、休日対応してくれる自治体もあるので、あまり焦らず落ち着いて行けそうな日を検討してみて下さい。