中古マンションのリノベーション費用目安は?間取りのおすすめなど体験紹介!

みのりたです。

我が家は築10年以上は経過した中古マンションを購入し、内部をリノベーションして住んでいます。

最近割と注目されている、この「中古マンション+リノベーション」の組合せ。そのメリットは、非常に便利な好立地にリーズナブルな価格で家が変えること!そして自分の思い通り(に近い)の間取りを実現できること!この2点に集約できるでしょう。事実、我が家も今の住まいに大満足しています。

今回は、同じように中古マンションをリノベしたい!とお考えの方向けに、その費用の目安と実際に間取りをいじった事例紹介をしてみたいと思います。

相場観を持って業者と交渉するのは、不動産取引における必須スキルですから、是非我が家の体験談も参考になさってください。

マンションの「リノベーション」とは

中古マンションを改装して住む場合、主に以下の3つのパターンが挙げられると思います。

  1. 基本的な間取りはいじらず、古い設備を取り替えたり壁紙を張り替えたりする
  2. 間取りをイチから作り変えるが、水回りの配管などはいじらない
  3. 水回りの配管など含め、部屋の内部構造を全て作り変える

別に1~3それぞれに明確な名称がついている訳ではありませんが、不動産を探していると「〇年にリフォーム済み!」とか「今話題のリノベ物件です!」なんて文言を見かけたりして、リフォームとリノベ何が違うの?と思ったりしますよね。

実は基本的には全て「リフォーム」に含まれるので、リフォームとリノベーションとの間に明確な言葉の意味の差はありません。

それらの表現の使い分けから察するに、主に1をリフォーム、2をリノベーション、3をスケルトンリフォームと定義して良いでしょう。

ちなみに我が家の場合は2で、中古マンションを購入して最も基本的な水回りの配管などはいじらず、内装を全て刷新しました。そのため台所やトイレ、お風呂の場所は元の間取りから変わっていません。

中古マンションのリノベーション費用目安

中古マンションをリノベーションして住みたいという方が最も気になるのが、その費用の目安でしょう。

同じリノベーションのアイデアを持って行っても、業者によって出て来る見積もりはマチマチですから、大体の相場観を押さえておけば、明らかに高額過ぎる業者や不当に安すぎて怪しい業者などを最低限見分けることができます。

以下はみのりた家がリノベーションをした2015年当時の記録と、私が調べた最新の状況を踏まえての値にはなりますが、大体の費用の目安をご紹介します。

リフォーム費用の目安(マンション仕様の場合)

部分的なリフォームの場合、内容によって費用が異なるので一括りにご紹介するのが難しいですが、水回り関係の相場観はだいたい以下の通りです。

  • トイレ 30万円~
  • キッチン、お風呂 100万円~

マンションでキッチンやお風呂を取り替えようとするなら、一声100万円は見ておいた方が良いでしょう。

トイレも単体を取り換えるなら上記金額ですが、壁紙や収納なども刷新しようとすると、その分金額は上乗せされますのでご注意を。

また、6帖程度の部屋の壁紙を新しくするなら、1部屋10万円~と思って良いと思います。

リノベーション費用

リノベーションをしたい場合、かかる金額は以下を想定しておくのが良いでしょう。

500万円~800万円程度

部屋の広さや設備の凝り具合によって上限は青天井ですが、下限は500万円と考えておくと良いかもしれません。

みのりた家の場合、80㎡程度の部屋をリノベーションするのに4社から見積もりをもらったところ、同じ間取りでも正に500万円台~800万円台と4社4様の結果が出てきました。ただし4社目(800万円台を出してきた業者)はかなりやる気の無い雰囲気でしたので、オーソドックスな設備で依頼して800万円オーバーは、ちょっとボラれている可能性もあるんじゃないかなと思います。

それと、ある業者では1㎡10万円を目安にして欲しいと言われたこともあります。間取りにもよるので、一緒くたに言われるとそれもどうよ?と思ってましたが、案外わかり易い指標かも知れませんね。

ちなみに余談ですが、合い見積もりを取るなら最低3社は取った方が良いです。2社だと、どちらの金額がより相場に合っているか分からないからです。

スケルトンリフォーム費用

一方、水回りの配管から変えようとすると、これはなかなかの大作業になります。費用の目安は以下の通り大台を超えてきますね。

1000万円~

みのりた家の場合は元の間取りが割といい感じだったのと予算的にも厳しかったので、具体的な見積もりは取りませんでしたが、独身の友人が50㎡台の中古マンションをスケルトンリフォームした際の見積もりを見せてもらったところ、1300万円程となっていました。

1人暮らし用であろうとファミリー用であろうと、スケルトンリフォームをするなら1000万円は軽く見ておく。これがざっくりとした相場観でしょうか。

部屋を増やす場合と部屋を減らす場合

リノベーション以上のことをしたい場合、間取りをガラッと変えるのが前提になると思いますが、部屋を増やしたり減らしたりするとどれくらい費用がかかるのでしょうか?

みのりた家の場合、元々4LDK(内和室が1間)だった部屋を全て洋室の2LDKにしています。ですからまずは部屋を減らす方の費用の目安をご紹介したいと思います。

洋室を1部屋減らす場合

2つの洋室を1つにする=壁を取り払うのみであれば、その後の壁紙の貼り直しを考えても30~40万円程あれば可能でしょう。

和室を減らして大きなリビングにする場合

我が家は和室を1つ壊してリビングルームを広げていますが、この改修工事にも50万円程度かかりました。その後の床の貼り替え工事も含めればもう少し追加で考えておいた方が無難でしょう。

洋室を1部屋増やす場合

部屋を増やしたい場合、先ほどとは逆に壁を新たに建て付けることになります。

まだ実際に工事を実施してはいませんが、我が家は子どもが大きくなり個室が必要になったら(小学生に上がる位のタイミング)部屋を1つ増やそうと考えており、最初のリノベーション工事の時点でそれを想定した作りにしてあります。

当時リフォーム業者に聞いた限りでは、100万円もいかない位でやれるという話でしたので、一声100万円が目安かなと思います。

ただし壁を作ることを前提としていない場所に部屋を増やそうとすると、そうはいきませんので、部屋を増やす/減らすの判断は最初のリノベーション工事の時点で慎重に判断することをおすすめします。

たまに、ファミリーで間取りをとても凝った作りの1LDKなんかにするご家庭がありますが、子ども大きくなったらどうするんだろう…?プライベート一切なし?と他人事ながら心配になっちゃいます。

まとめ

中古マンションをリノベーションする際の費用の目安とおすすめの間取りについて、我が家の体験事例を交えてご紹介しました。

リノベーション費用の相場は、地域などでも異なるとは思いますが、おおむね以下の通りと考えてよいと思います。

  • 通常のリノベーション(水回りなどは変えない場合):500~800万円
  • スケルトン(水回りから全て変える場合):1000万円~

※一般的な設備・間取りにした場合

また間取りについては、お子さんが小さい内は広々したリビングがある方が

きわめて個人的な考えですが、部屋の内装というのはその時々に応じて使いやすいようにいじれる位にしておいた方が、後々便利です。

できれば最初の構想段階で、「また何かあったらリフォームすれば良いよね」くらいに考えて予算を控えておいた方が、特に中古マンションのリノベーションの場合は良いと考えています。

現在中古マンションのリノベーションをお考えの皆さんが、満足のいく家造りを実現できますよに!