信用金庫の出資金配当ランキング【東海地方】!利率が高いのはどこ?

みのりたです。

元本保証の手堅い投資方法と言うと、利率が低い、ほとんど増えないというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は信用金庫への出資金という形で投資すると(厳密には投資ではありませんが)、年利数パーセントもの利息を受け取ることが可能です。

もちろん、出資先の信用金庫(信金)の破綻というリスクは伴いますが、それでも投資信託(イデコなどの確定拠出年金含む)の購入や株式投資(積立NISA含む)、FXから仮想通貨といった、いわゆる一般人が簡単に行える『投資』に比べれば、そのリスクの大きさは非常に小さいと言えます。

今回は、そんな隠れた優良投資物件である「信用金庫の出資金」の配当率ランキングを、東海地方の信金限定でご紹介します。信金への出資にご興味のある方、どの信金へ出資しようか迷われている方の参考になれば幸いです。

最新2019年版にアップデートしました!

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信用金庫出資金への配当金ランキング【全国版】2018年の最高利率は?
信用金庫出資金への配当金ランキング【全国版】2019年の最高利率は?

出資金の配当率調査方法

各信用金庫のサイトで公表されている最新版(平成30年度版)のディスクロージャーの中から、出資に対する配当金(出資1口あたり)配当率の欄を確認しました。

ディスクロージャー情報は、トップページの「お知らせ」というような最新情報一覧の中に掲載されていることが多いです(前年度のとりまとめ情報が7月頃に発表されるのが一般的です)。お知らせ欄が無い信金の場合は、「○○信用金庫(○○しん)について」というボタンをクリックすれば、その先に「ディスクロージャー誌」という欄があるはずです。

なお、出資金に対する配当金に関する情報は、主に「資料編」という名の付いた冊子に記載されています。本記事ランキング中の信用金庫名にも、各信金のディスクロージャー最新版へのリンクが貼ってありますので、興味のある信金の情報は、1度目を通されてみることをおすすめします。

ディスクロージャーとは
三省堂の大辞林によれば、以下とされています。

①企業が投資家や取引先などに対し、経営内容に関する情報を公開すること。企業内容開示。
②行政機関のもっている情報を、国民が自由に知ることができるように公開すること。情報公開。

引用:三省堂「大辞林」

信用金庫は行政機関ではないので、①の方の意味ですね。よく似た言葉に「IR情報」というのもあります。

信用金庫の出資金配当ランキング 東海地方編

それでは、出資金配当ランキングを発表したいと思います。

本記事では愛知県、静岡県、三重県、岐阜県の東海地方にある信用金庫38行の中で、出資金1口に対する配当率が高い順にランキングを付けてみました。

なお、記載した配当利率は全て税引き前の年率(1年間で増える割合)です。

1位 津信用金庫

最も配当率が高かったのは、三重県の津信用金庫(つしんきん)で、配当利率が8%という驚異的な数値でした。例えば10万円の出資を行ったとして、毎年手取りで6400円ほどもらえる計算になります。

え、大した金額じゃないように見えますか?

10年後には100000円→164000円、16年も経てば100000円→202400円になりますから、元本が倍になる計算です(ずっと同じ利率が保たれることが前提)。16年で資金が倍になるって凄いと思いませんか?しかも期間の長さとしては、子供の学資資金など貯めるのにちょうど良い塩梅ですよね。

余談ですが、つしんきんは定期預金がキャンペーンではなく常に0.05%です。「金利に勝るサービスはありません」のポリシーが、配当率にもよく表れていますね。

2位 豊田、西尾、関信用金庫

2位は愛知県内の2つの信用金庫と岐阜県の関信用金庫が同率となりました。配当利率は6%です。10万円を出資した場合の、毎年の手取りは4800円程度です。

この4行の中で特徴的なのは関信用金庫(せきしん)で、前年度よりも利率が4%→6%へアップしています。記念配当が含まれている可能性はありますが、このご時世に金利を上げてくれるという姿勢そのものが嬉しいですよね。

3位 浜松いわた信用金庫

3位は静岡県の浜松いわた信用金庫といって、2018年に浜松信用金庫と磐田信用金庫が合併してできた新しい信用金庫です。配当利率は5%(10万円を出資した場合の、毎年の手取りは4000円程度)でした。

元々浜松信用金庫の配当率が5%となっていて、2017年度に利率が6%→5%へダウンしてしまったのですが、今年は合併による規模拡大が功を奏したのか、何とか配当率をキープしてくれています。

 

次点 愛知信用金庫他14行

最も多かった配当率は、半数近くの14行で配当利率4%というものでした。この利率となった信用金庫は以下の通りです。

特徴的だったのが、ここ数年配利率が下がってきている信金が多いという点です。これだけ低金利が続けば、融資業で利益を上げるのも難しいですから、無理もありません。それでも銀行などに預けるのとは桁が違いますが、状況はやや厳しくなっているという点は、覚えておいた方が良いかも知れません。

【愛知県】出資金に対する配当利率一覧

ランキングは上記で発表しましたが、参考情報として、全信用金庫の出資金に対する配当利率一覧をご紹介します。まずは愛知県内の信用金庫15項から。

 

注意

・全て2018年度(平成30年度)の税引き前利率になります。

・利率の隣に※印で年度と下落・上昇と記載されている信金は、配当金に変動のあった所です。記載された年度に配当金が減ったり増えたりしたことを表しています。

 

【静岡県】出資金に対する配当利率一覧

次に静岡県内の全信用金庫の情報です。他県よりも、2015年度から配当金が下落してしまった信金が多いですね。

また、2018年から2019年にかけて県内の信金再編成がかなり進み、12あった金庫は2019年9月現在、9つにまで減っています。

【三重県】出資金に対する配当利率一覧

次に三重県内の全信用金庫の情報です。三重県でも三重信用金庫と桑名信用金庫が合併して、5つあった信用金庫数が4つに減りました。

ただし、配当率の変動は特になかったようです。

 

【岐阜県】出資金に対する配当利率一覧

最後に、岐阜県内の全信用金庫6行の情報になります。

本ブログでも時折キャンペーン情報をご紹介している関信用金庫が、2018年度は唯一配当率上昇となりました。せきしんのキャンペーンはお得度の高い定期預金が出てくることがあるので、営業地域にお住まいの方は是非出資を検討してみてほしいです。

まとめ

手堅い資産運用をご希望される方のために、信用金庫の出資金配当ランキング、東海地方編をご紹介しました。

信用金庫は、大手の都市銀行やネット銀行に比べると地味な存在ですが、少額ずつでも地元の信金と取引を続けて信用を積み上げていくと、出資金への配当という利率の大きなリターンが得られる可能性が出てきます。この超低金利のご時世、年利4%なんてほぼノーリスクで毎年稼ぐのは結構大変ですから、非常に貴重な投資先と言えるのではないでしょうか。

みのりたは以前にも定期預金や住宅ローンといった観点から、信用金庫のランキングやお得情報など発信させて頂いていますが、身近でお金のことを相談するには意外と便利な存在であったりもします。

東海地方にお住いで信金の出資金にご興味がある方は、地元の信金を応援する意味でも、早速口座開設から始められてはいかがでしょうか。

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