細菌性赤痢とは?読み方や感染経路・ルート、便の症状など簡易チェック

みのりたです。

新型コロナウィルス関連のニュースが日々巷を駆け巡る中、私が住む愛知県ではとある保育園で細菌性赤痢が発生したと報じられました。。。

参考ニュース:愛知県「細菌性赤痢の発生について

なぜにこのタイミングで?と思わざるを得ませんが、同じ保育園児を持つ母として、「ところで細菌性赤痢ってなんだ?」と思ったので、今回は専門家の情報を元にこの病気の原因や感染経路、症状など調べてみました。

細菌性赤痢とは

愛知県の公式情報によると、細菌性赤痢(さいきんせいせきり、と読みます)とは赤痢菌という細菌によって起こる感染症とされています。

これだけではよく分からないので、国立感染症研究所のサイトでもう少し詳しい情報を調べてみると、以下のように記載されていました。

細菌性赤痢の原因菌は赤痢菌(Shigella)である。Shigella 属には4菌種(S. dysenteriae, S. flexneri , S. boydii, S. sonnei)が含まれる。さらに、各菌種は血清型に細分される。短桿菌で、鞭毛はない。経口摂取された赤痢菌は大腸上皮細胞に侵入した後、隣接細胞へと再侵入を繰り返し、上皮細胞の壊死、脱落が起こり、血性下痢の症状となる。培養細胞を用いた細胞侵入像を写真1に示す。
国内発生例はS. sonnei が70 〜80%を占めている。

引用:国立感染症研究所「細菌性赤痢とは」より

表現が難しいですが、口から入った赤痢菌によって大腸が傷み、血便を伴う下痢が発生する感染症と言うことらしいです。

戦後しばらくはかなり日本でも流行していたようですが、近年、ではアジア地方から菌が持ち込まれない限りあまり発症する例がなかったようです。

しかしここ最近、保育園やホテルなどで国内集団感染が発生する例がいくつも発生しており、必ずしも海外から持ち込まれる病気という訳でもないようです。

細菌性赤痢の感染経路

今回の愛知県高浜市の保育園における集団感染の感染経路(ルート)はまだ不明とされています。公式な発表はされていませんので、あまり妙な憶測に振り回されないようにしたいものです。

先述の通り赤痢菌が口から入ることで発症する(経口感染)病気ですので、空気感染や飛沫感染をすることはありません。

これまた国立感染症研究所の情報を引用すると、主な感染ルートは「ヒト」だそうで、感染者の便や、彼らが触った食品・水などから感染するとのことです。

細菌性赤痢の主な感染源はヒトであり、患者や保菌者の糞便、それらに汚染された手指、食品、水、ハエ、器物を介して直接、あるいは間接的に感染する。水 系感染は大規模な集団発生を起こす。

引用:国立感染症研究所「細菌性赤痢とは」より

過去には井戸水や牡蠣が原因の大規模な集団感染が起きたこともあるそうで、特に「水」を介する感染には注意が必要です。

細菌性赤痢の症状

細菌性赤痢にかかると、具体的にどんな症状が出るのでしょうか?

「細菌性赤痢とは」の項でも紹介しましたが、赤痢はお腹に症状が出る病気です。

  • 潜伏期間:1~3日
  • 主な症状:全身の倦怠感、急激な発熱、水のような下痢便、腹痛、粘り気のある血便 など
  • 症状が続く期間:軽症なら1~2日で解熱、数回の下痢で快方に向かう

重症化しない限りはそう過度に心配する必要はありませんので、お子さんに上記のような症状が出た場合は便に触らないよう細心の注意を払いながら、落ち着いて小児科にかかるようにしましょう。

※これらの情報は下記をまとめたものです↓↓↓

通常、潜伏期1 〜3日で発症し、全身の倦怠感、悪寒を伴う急激な発熱、水様性下痢を呈する。発熱は1〜2日続き、腹痛、しぶり腹(テネスムス)、膿粘血便などの赤痢症状をみる(写真2)。近年では重症例は少なく、数回の下痢や軽度の発熱で経過する事例が多い。

引用:国立感染症研究所「細菌性赤痢とは」より

細菌性赤痢を予防するには

愛知県のニュースにも掲載されていましたが、細菌性赤痢を予防するには以下のことが有効です。

今は新型コロナウィルスの影響もあり、手洗いは皆さん注意していると思いますが、赤痢を予防するには食品の取扱いが特に重要になってきます。

  • 手から手首あたりまで流水により石けん等でよく手を洗う
  • 食品はなるべく中心まで火が通るよう十分加熱してから食べる
  • 野菜類は流水で洗ってから調理する
  • 下痢をしたら浴槽には入らずシャワーを使うだけにする(二次感染予防のため)
  • 健康状況に異常が生じた場合には、早めに医療機関を受診する

 

まとめ

愛知県高浜市の保育園で集団感染が発生した「細菌性赤痢」について、病気の概要から感染経路(感染ルート)、主な症状や予防のための注意事項について解説しました。

赤痢菌は経口感染する菌なので、菌が付いた食品や保菌者に触れた手で物を食べたりしなければ感染しません。

また近年は症状が軽く済むケースも多いそうなので、もし下痢を伴う急激な発熱など疑わしい症状が出た場合は、落ち着いて行きつけの病院へかかりましょう。

今回集団感染が発生した保育園の感染経路は不明とのことですが、今後愛知県から公式の発表がありましたら、本記事もまた更新していきたいと思います。